フォーリアの日記
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2005年06月18日(土) 発泡スチロールカッター

娘は今日発泡スチロールカッターを作ろうと試みていました。
昼時、ニクロム線を支える枠として糸鋸の枠が便利そうだという話が出ていました。
糸鋸なら家あるので、とりあえず提供することにしました。

発泡スチロールカッターになっている間は糸鋸としては使えませんが、
2度と糸鋸として使えないように壊すわけではないし、
糸鋸など10年ぐらい使っていない(ような気がする)ので
しばらく使えなくても不便はしないと思います。
同時に使うことはあまりないでしょう。
道具箱から出してきてのこぎりの歯の部分をはずしました。

夕方外出して帰ってきてみると、形としてはほぼでき上がっていたようですが
電流が流れないと言って困っていました。
娘は電流が通っているかどうかを豆電球で確かめていました。(ここに大きな落とし穴が・・)
豆電球だけでなくテスターがあるよ、と出してやりました。(電流計はついていない)

私はそのときには実物は見ずに、お茶を飲みながら娘と話していました。
娘は「電池から始めて、電流が通っていることを確かめながら線を順につないだけれど
あるときから通らなくなった」と言っていましたが、そのうち
「枠って電流が通るかな?」と言い出しました。
「普通の鉄ぐらいだと通るんじゃないかな?」
「!」
枠に回路が触れていたら抵抗の高いニクロム線には電流が流れず、
ほとんどが枠に流れてしまいます。

お茶のお代りをしようにもお湯がなくなったので沸かしながら現物を見に行ったら
一応見た目は使えそうな形をしていますが(図1)回路的にはもろに枠に電流が流れる構造になっています。(図2)
これじゃ無理だと2人で笑い転げました。
おまけに、電流が流れていないと思い込んでいた娘はつなぎっぱなしでお茶を飲んでいたので、
電池が熱くなっていました。

それを改良して枠に割り箸をくくりつけ、金属枠に配線が触らないようにして
ニクロム線とエナメル線を割り箸の上でつなぐようにしたら
やっとニクロム線部分に電流が流れたようです。
今度は娘も一つ学んだので、ちゃんと電圧がかかっている場合にニクロム線と電球を並列につないだら
ニクロム線は抵抗が大きいので電球側に電流が流れるだろうと考えてから確認していました。

それからニクロム線が発泡スチロールが切れるほど熱くなるかどうか試していたのですが
温かくなる程度で熱くなりません。2個つながないとだめでしょうか?
試しに電池の電圧を測ってみました。1.43V
これが低すぎるのかどうかわからないので、捨てようと思っていた古い電池の電圧も計ってみました。
10年前の電池が出てきたのであまり使っていないかもしれないけど捨てようとした1個は1.50Vありました。
時計が動かなくなったので捨てようとした電池は、1.40Vと1.43V。
これはやっぱり使えないレベルのようです。

昨日おろした新しい電池のはずでしたが、枠に電流が流れ放題ではきつかったようです。
もう1個新しい電池を出してきて測ったら、1.53Vでした。

電池を取り替えたあと、必要な熱が得られるかどうか試そうとした(のだったか?)娘は
また電流が流れなくなったと騒いでいました。電熱線はまったく熱くなりません。
スイッチにセロテープを張って常にオンにして何か調べようとしたようですが、オンにならない様子。
見に行ったら、スイッチの両端に豆電球をつけて(スイッチと並列)「ここは点くんだけど・・」と言っています。
あのー、そこにつないで点くのはまずいのでは?
回路がどこにつながっているか確認するとやはりそこはスイッチの両端。
スイッチが入っていれば小さい抵抗で電流が流れるはずなので、豆電球側にほとんど電流は流れないはず。
試しに手でスイッチを押してオンにしてみたら、豆電球は消えました。
電熱線は熱くなってきました。
あとは電池1個で必要な熱が得られるかどうかです。

図1 失敗例見た目 図2 失敗例回路図


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