フォーリアの日記
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はこね学生音楽祭を聞きました。
コンクール形式で11団体出場。 今日は明日の本選へ残る6団体を決めます。
合唱連盟のコンクールなどと違って最高の技術を追求するような緊張した感じはなく 箱根の聴衆も楽しみに来ているので、団体によっては演出もありで お客さんにうけています。
「箱根八里」が課題曲なのですが、編曲何でもOKなので 定番あり、オリジナルありで様々です。
何が評価されて本選へ行けるのかは本当に難しいところです。 もともとほぼ完璧といえるような団体などありません。 実力のあるメンバーが揃っている団体でも このイベントのために他のスケジュールを差し置いて 練習時間を割いているわけではないと思われます。
審査員の総評を聞くと、概ねアンサンブルがまとまっていることが重視されているようです。
確かに個々のメンバーは実力のありそうで声もよく出ている団体でも アンサンブルとしてまとまっていないのは落ちていたようです。
反対に、よっぽど変なボイトレでもついているんじゃないかと思うような団体でも ハーモニーもまあまあで、曲の流れもちゃんと作られているところは通っていました。 (しかし、ちょっと指揮者振りすぎ。)
審査員はそうそうたるメンバーで、合唱曲の作曲でも有名な作曲家の方々です。 このコンクールで細かい技術的なことを指摘しても仕方がないので 何を重視するかは審査員による個人差もあったようです。 僅差だといっていましたから、選ぶのには困ったんだと思います。
曲の流れができていないものは、表現が平板でつまらないと評されていました。 指揮者のせいだと思いますが、いつもそうなら問題は根が深いようです。
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