フォーリアの日記
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2003年06月12日(木) 未承諾広告※

昨年7月1日から「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」が施行されて
特定電子メールを送信する時はタイトルに「未承諾広告※」と書かなければなりません。
http://www.dekyo.or.jp/soudan/houritsu.htm

特定電子メールとは、個人に対し、営利を目的とする団体及び個人が、
自己又は他人の営業につき、広告又は宣伝を行うための手段として送信する電子メールのことです。
(上記参照ページよりそのまま引用)

前から気になっているのですが、よくBBSなどの質問で
「広告メールが送られてくるのですがどうしたらいいでしょう。」というのがあります。
「『今後送信を希望しない場合はどこどこ(アドレス)へ』とかいてありますが
返信してもいいでしょうか。」というものです。
それに対して(某所のBBSでは)必ずと言っていいほど
「絶対に返信してはいけない。」というコメントがたくさんつきます。

でもそうなのでしょうか。

曰く「アドレスが生きていることが知られてしまう。」
曰く「返信すると登録されてさらにたくさんの広告メールが来る。」


そうですか?
メールがちゃんと届いただけですでにアドレスが生きていることは知られています。
すでに登録されてるから広告メールが来ているのです。


「未承諾広告※」と書いてあって、正規に送信者が表示され、受信拒否についての表示があれば
たとえその広告によって売ろうとしている物がろくでもないアダルトビデオでも違法ドラッグでも
広告の送信に関しては法にのっとって行うという意思のあるものです。
違法に送信して総務大臣の措置によってそれ以後広告できなくなると困るからでしょう。

私は受信拒否を表明して返信しましたよ。
そこからは週に4、5通来ていたメールがそれ以後来なくなりました。
受信拒否をしたアドレスにまた広告を送ることはこの法律で禁止されているのです。

もちろんこれはスパムメール一般についての話ではありませんし
「未承諾広告※」についても、注意しなければならないことはあります。

まず、私は見たことがないのですが
「未承諾広告※」が「末承諾広告※」や「未承諾広告*」になっていたりすることがあるという話を聞きます。
そういう場合は初めから法を守る気がないのですから、受信拒否の返信してもまた送られてくるかもしれません。

こういうものはさっさと相談センターなどに連絡してしまいましょう。
ほうっておいてのさばらせることはありません。
http://www.dekyo.or.jp/soudan/onegai.htm

それから、表現が微妙なもの
   今後、広告をご希望されない方はここへ
   xxxxx@xxxx.or.jp
   必ず本文にあなたのメールアドレスのみをお書き下さい
   ※再配信拒否から1日前後でメールアドレスを削除致します

この書き方に惑わされ、そのまま返信して
タイトル「RE:未承諾広告※・・」本文「(自分のメールアドレス)」のメールを出しても
受信拒否したことになりません。
どこにも受信拒否を表明していないのですから。
相手もそれがねらいなのでしょう。
この場合はタイトルにはっきり「未承諾広告の受信を拒否します」と書きましょう。

ちゃんと受信拒否用のアドレスに受信拒否を表明したのにまだ送られる場合も
上記相談センターなどへさっさと連絡しましょう。

一切返信してはいけないと初心者にアドバイスするなんて
せっかく受信拒否ができるように規定した法律が泣きます。
違法なものこそ、のさばらせないようにしましょう。


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