フォーリアの日記
目次|過去の日記|未来の日記
キンコーン エントランスのベルを鳴らす音。 夫が帰ってきたのでマンション入り口のオートロックの扉を開ける。
立て続けに電話のベルが鳴る。
電話に出ると "Hello. Could I speak to Mr. S***?"
ものすごくあせった早口の声。 なんだなんだ?
待ってもらって玄関へ走る。 夫はまだ上がって来ない。 階段を上がれば早いのに、エレベーターを待っているらしい。
エレベーターから出てきたとたん早く早くと呼ぶ。 ドアを開けたまま電話を渡す。
なんだか声の調子が大変そうだ。 靴屋で靴を買って、CDを買って、万年筆のペン先(?)を買って レストランで食事をして・・順を追って行動をたどっているらしい?
一旦電話を切った夫が私に英語で説明する。 おいおい、頭が英語バージョンになってるよ。
スリランカからのお客様がレストランに財布をわすれたという。 中には ID Card(パスポート?)と Credit Card と Bank Card と 数千円が入っているという。
今度は夫はレストランに電話する。(やっと日本語になったよ) 忘れ物はすぐに見つかったようで、 明日取りに行く約束をしていた。
またスリランカのお客様へ見つかったことを電話して やっと落ち着いた。
日本側は予算をケチって通訳もつけてくれなかったので 夫はひとりで大変だったらしい。
この電話には私もあせったよ。
|