すっぴん



■■ 脱力 ■■
2001年12月18日(火)

通りすがりA 『へぇ〜。Nさんってパソコンの仕事をしているんだ。そうは見えないよね。』
Nさん 『ううん!私はネっ!仕事って言うかぁ〜頑張れぇぇ〜!ってみんなの応援をしているんですぅ。きゃはっ

ブッ殺す!

世の中には色々な人がいるもんだ。
Nさんは、ウチの会社の先輩だ。
年齢も社歴も3年先輩の為、私たちが入社した頃は強烈に威張っていた記憶がある。
このNさん、確かにいい人なのだが、時々たまらなくムカッとする事がある。

マシンが来た日もわっとした空気の中、一人机の下に潜り、Newマシン分のLANケーブルやら自分のディスプレイやらを繋げていた私
新鮮な空気が吸いたくなり、机の下から這い出ると、Nさんは涼しい顔をして椅子に座っていた。
そして、Nさんのマシンのまわりには人だかりが出来ており、男性の先輩達数人でディスプレイ等のケーブル類を全て繋げてもらっていた。
じんわりと汗をかきながらやっている私が、急に不憫に思えた。

そう言えばそうだ。
マシンを机まで運ぶ時もそうだった。
マシンを抱えながら、元部長とNさんの間をすり抜けた時、元部長が『なんだよー、Nさんのマシン持ってきてあげれば〜全く、ココには紳士がいないなぁ〜』と叫んだんだ。
結局、私が抱えていたマシンをNさんの所に置いてきた。『どうぞー』
満面の笑みで『ありがとーぅ!キラキラ(←なんとなく)』とお礼を言われたが、あんま嬉しくなかった。

OSのインストールでさえ誰かがつきっきりだ。
オフィスやVisual Studio、OCXのインストールさえ、田中さん(Nさん世話係)がCDを持ってきてくれ、インストールする順番通りに並べてくれる。
ウチのプロジェクトで必要なDLLだのライセンス認証用datの設定だのなんだのも全て田中さんの仕事だ。

ネットワークの設定は、田中さんがNさん用に「どこにはどんな数字・文字列を入れる」みたいな一覧を作成し、渡していた。
とってもわかりやすそうな一覧だったので放っておいたら、延々小一時間位ディスプレイを眺めて動かないNさん
時々カチカチやっている様だが、やっぱりディスプレイを眺めている。
世話係の田中さんはいない。他の人の所でなにやらずっと喋っている。
わからないなら誰かに聞けば良いのにと思うのだが、彼女にはそれも出来ない。
喫煙コーナー帰りに、ちらりと覗くとやっぱり画面を見ている。嗚呼...なんだか可哀想になってついつい声を掛けてしまった。
『繋がりましたか?』
『ううんー、全然繋がらないの〜』

カチカチカチ。やっぱりやってあげてしまっている私がいた。
ああ、これが彼女マジックなのか?
いつもの『ありがとーーーぉ!キラキラ(←やっぱりなんとなく)』と礼を言われ、席に戻った。

マシン再起動後、今度はログインが出来ないと言いだした
見ると、ログオン時のユーザー名が日本語(Nさんのフルネーム)になっていた。
ガーーン
今までのマシンで使用していたユーザー名とパスワードを入れるよう促し立ち去ろうとした所、やっぱログイン出来なかった。
あれ?NumLockは掛かってませんよねぇ...?
ついには山田さんまで巻き込んで大騒ぎ(山田さんが加わると、声が大きいのでこうなるのだ。)
『パスワードとユーザー名は本当に合ってる?』と念を押されるNさん
彼女は自信を持って『間違ってません!だって、毎日使ってるのにーぃ』と言い張る。
おっかしいなぁ?パスワードを何回も間違えたからロックかかっちゃったの?なんてブツブツ言いながらサーバールームまで走る山田さん

山田さんが走り去った後、Nさんが言った。
『ひゃっ、パスワード間違えてた。(きゃん)』
................................。
しかし、その場を動こうともしないNさん
あれ?山田さんがわざわざサーバールームまで行っちゃったのに、あなたここにまだ座っているつもり?
結局私が走った。
『山田さーん!やっぱパスワードが間違ってたんだって〜』
激しく脱力する山田さん。私も一緒に脱力

時々思う『あんた、応援って言うより...邪魔してない?』

本当は、この内容を13日に書きたかったのだが、どうしてもソネットタウンがやめられなくて今日まで延び延びた。へへ


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