寿はね　生まれた時から病気だらけで生まれてきた。

乳が飲めなかった。
針のついていない　注射器でミルクを造り　飲ませた。
少しずつ　大きくなった。
一番にこの仔が欲しいって言ってもらってたのに
「水頭症」で半年持たないと宣告を受け　自分で育てる事にした。
大きくなるにしたがい　「腎臓」「肝臓」「心臓」「すい臓」
なにもかも　数値が悪いことが判った。

脱臼もあり　まともに歩けないだろうといわれてたけど
なんとか　筋肉で体を支えてた。

おしっこを変なところですると　私が怒る　そしたら
寿だけだたなぁ「ぷしっ！　ぷしっ！」って　逆に怒ってた(笑)

２０００年だったと思う。
発作を起こして倒れた。そこから　もう歩けなくなった。
何の発作か解らなかったし　獣医がそこまで調べなかった。

心臓か癲癇か。。。。でも　何とか生きてた。それで良かった。
生きてるだけで良かった。

其処から大変だった。一緒に居たがるが　なんせ立てなくなったから
排泄物の上で転がる　または寝たまま　排泄という事だった。
抱くに抱けなかった。しょっちゅう　体を拭き　下半身を洗う
バスタオルに包んで　抱いてた。

其処まで出来てたのに。。。。
最後は私のベットの上ではなく、たった独りで　居間で息を引き取った
だれも看取る人が居なかった。独りで逝かせてしまった。

其の日は。。。。後悔ばかりが残った。
今日は　思いっきり自分の馬鹿さ加減を思い知る日