武ニュースDiary
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2015年07月24日(金) |
「太平輪・下」インタビュー(新浪娯楽)2 |
昨日の続き、最後まで。
――「太平輪・上」の編集を見て、あなたもびっくりしましたか?
金城武 理解はできます、理解できると思います。 監督たちがどうしようもない状況の中で方法を考えた結果、 こうなったということですから。
大学生を演じるためこっそりパックをしましたか? 「いえ、美術の人が処理してくれました」
――どんな役だと、不安で、やりようがない、と感じるのですか?
武 ぼくは、ちょっと変なんです。 これは個人の考えですが、ぼくは今、作品ではストーリーが重要だと思ってて、 なぜ重要かというと、物語には登場人物がいる。 その人物たちがいることで何かが起こることを物語と言う。 もし、そういう人物なら、できる。 それがどういう役かは自分でも言えないんですけど。
じゃあ、どんな役はできないのかとよく聞かれるけど、それは言えますよ。 例えば、一番簡単なのは、武術の達人。 それなら、ぼくには難しい、武術はできないからと答えるでしょう。 昔はアクションもやってみたことがありますが、 なんかぴったりしないってわかったんです、ぼくには。 もちろん、「やれなくてもいいんだよ、特撮処理できるから」と言われるかもしれない。 わかるんですけど、でもぼくはできないと感じます。 他のことをやってみたい、そういうことに時間を使わないで。
――もっと気持ちよくできるやり方でということですね。
武 はい、例えば、今日も言ったように、この映画で唯一気まずいなと感じたのは、 多分大学生の格好だったと思います。 上げ底して無理にやるような感じ、明らかにあの年代じゃないですから。
――こっそり顔にパックしたとか? 大学生をやるために。
武 いやいや、あれはほんとに美術の仕事で、とてもよくやってくれました。 だからぼくにとっては簡単で、そんなに大変なことじゃなかった。 そんなに無理しなくて済んだんです。
――水中シーンは撮影が大変だったそうですね。 ウー監督もあのシーンの撮影は本当に難しかったと何度も言っていました。 あなたもあのシーンに出ているんですよね?
武 そうです、あのときはもちろん、とても大変だと思いました。 後でツーイーたちのシーンを見たら、もっと大変だったんだなと思いました。 ぼくより辛かったなって。
――水中シーンの難しさはどこですか? うまく動けないことですか?
武 動くのは当然難しいんですが、カメラに合わせなくちゃいけないこともあります。 カメラは水中にあるんですけど。波でほんとに動きにくくて、 カメラから外れてしまうこともあるし、揺れすぎてもいけないし。
――あの波がやってくるのを想像しながらやったんですか?
武 技術としてそうしなくちゃいけませんが、 波を想像上のものじゃなくて、コンピューターが作り出した本物の波なんです。 だから、本当に大変でした。 その波に流されないようにしなくちゃいけないし、同時に演技もしなくちゃいけない。 ちょうどいい感じにつかんでやらなくちゃいけない。
結局、一番大変だったのは天候でしたよ。冬に入ってしまいましたから。 もともとは寒くないよう、水のシーンは夏に撮ると言われていたんです。 その後、撮影が伸びて時間がなかなか取れなくて、 秋の終わりになってやっと水のシーンが始まった。 だから、その後北京で撮影をしたんですが、北京の冬って知ってますよね。 だから大変でした。
――ツーイーがこう言っていました。 この映画が終わったら、しばらくは気持ちを休め、 楽しいことや簡単なことをして、正常な生活に早く戻らなくちゃ、と。 あなたはこの映画のあと、どんなやり方で調整をしましたか?
武 実はこの役はすごく長くやってる感じがするんです。 自分として役の中で生きていたという感じです。 というのは、最初の撮影が長く続いたあと、待機の時間もまた長かった。 一気に撮影が終わらなかったので。
俳優たちはみな所属が違うから、もう他の出演契約があったりする。 それはやらなくちゃいけないから、その間、待たなくてはなりません。 待っている間は撮影のときの状態に戻れない。
なんでこんなことを言うかというと、どの俳優もこの映画ではみな辛い役なんです。 ぼくもこんなに辛い気持ちになるとは思ってなくてびっくりしました。 撮影して、いったん終わって、終わるのはいいけど、また来なくちゃいけない。 そして前の状態に引き戻される。 こういうことが続いて、振り返るとずっとあの状態にいたなと、 自分はずっと厳澤坤だったなと感じたんです。 とても……辛いとは言えないけれど、わかりますよね。
「ここ数年映画出演が少ないですが、何をしているんですか?」 「待ってます(笑)」
――ここ数年映画出演が少なく、ほとんどあなたのことを見ませんが、普段は何をしてるのですか?
武 待っているんですよ(笑)。
――だから実はたくさんの脚本が送られてきてるのに、全部だめだと言っているんでしょう?
武 だめだとは言えません、ちゃんと読みます。 もちろん大勢の人がずっとチャンスをくれて、 読んでほしいと言ってくれるのだから、やっぱり読みます。 読んで、お断りするとしても、相手の方とは話をします。 ちょうど今あなたにお話ししたように。 この役はいらないように思うと話したこともあります。 「いい映画であってほしいと思うんです、この役はなくしても全然大丈夫で、 この人物を入れるととてもしっくりしないと思います」とね。
――最近のニュースを読むと、映画の仕事をしていないとき、 あなたはずっと家にいて読書したりDVDを見たりしているといつも書かれていますね。 最近、どんな本を読んでいますか?
武 なんでも読みますよ。
――なんでも気の向くまま読むということですね。
武 どの本とは答えられないですね。 時によるし、仕事のために読むこともあるし。
――普段の生活は台湾ですか?
武 あっちこっちです。
――DVDですが、例えばホウ監督の「黒衣の刺客」のような、 みんなが見るようなDVDも見るのですか?
武 もうDVDが出たの?
――いえ、まだですが、見てみようと思いますか?
武 チャンスがあれば見ます。
――しかし、あなたと芸能界とはつかず離れずの感じでしょう、 みんなあなたのことを捕まえられない。みんなとの関係は密接なのでしょうか?
武 みんなとの関係?
――つまり、普段、人と、例えば食事に行ったり、最近誰がこんなことしてるとか、 誰は何を撮影中だとかいったおしゃべりするようなことです。
武 スタッフの人のことを言ってるんですね。 もしちょうどみんながいるということがあれば、やっぱり食事をしますよ、 でも長い時間じゃないけれど。 みんなそれぞれすることがあって忙しそうですから。 例えば、もし今日北京に来て、時間があったとしたら、 やっぱりここにいる友達に電話して、いたらご飯食べない、とか言うかもしれません。 それでも自分のスケジュールを見て、取材とかプロモーションとかあるかもしれないし、 だから絶対そうする、というのじゃなく、自然にやってます。 (完)
BBS ネタバレDiary 20:10
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