武ニュースDiary


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2008年08月13日(水) smart maxのインタビュー�◆聞洪掘�

今日(13日)からしばし夏休みです♪
昨日の続き。


――歴史上の諸葛亮は、万能の完璧な軍師です。
映画でのこの役の性格付けは、あなたの想像していた、
あるいは本にある人物設定とぶつかるものでしたか?


「ぶつかるものだったか……そうは思いませんでした。
監督は最初から、三国の歴史映画を撮るのではなく、
自分が表現したい歴史風英雄映画を撮るのだと明らかにしていましたから。
初めて脚本を読んだときは、演義と違うな、とは、もちろん思いましたが、
監督がそういう風格を求めているなら、そうやるだけです。
実際、監督の撮影方法、各登場人物の関係、
それを順に紹介していくやり方は、どれもとても面白かった。
監督は人間的なシーンやセリフ、ストーリーを多く挿入することで、映画を生き生きとさせ、
後編も見たいと思わせます」

――この役の解釈に、自分自身のアイデアは入っていますか。

「いくらかは。監督には少し意見を言いました。
例えばぼくが読んだバージョンでは違っていることとかを話し、
監督はそのバージョンは何で読んだのと聞きます。
もしそれを面白いと監督が思えば採用し、
同意できなければ、そのバージョンは間違ってるよと言います。
コミュニケーションはよかったし、気持が通じ合っていたと思っています。
とはいえ、孔明の役はぼくのものではなく、監督のものです。

ぼくはいろいろ考えすぎていたかもしれません。
いくらこの役には愛憎の要素はなく、リラックスした感じに演じたとしても、
役のプレッシャーは、やはりものすごく大きかったですね。
何といっても、誰もがよく知っている役ですから、プレッシャーがあり、
それを突破して、自分のカラーを少しでも入れたいなと思っていたんです。
たとえぼくが違う風に、演義バージョンとは違うように演じていると思っていても、
やっぱり演義風になっていたのかもしれません。
幸い監督が、もっと肩の力を抜いて、もっと活発にと注意してくれました。
監督は役を、型にはまったものでなく、生き生きした、ユーモアのあるものにしようとし、
ぼくが彼の求める表現に近付けるようにしてくれました」

――「投名状」の匪賊から「死神の精度の」死神、そして「赤壁」の諸葛亮と、
一番難しかったのはどの役ですか。どこが難しいですか?


「全部難しかったですね。それぞれ違う難しさで。
『赤壁』の難しさは、有利な点でもあるんです。
これが難しいのは、誰もが知りつくした人物を演じることで、
みんな、この人物については、自分なりの意見や考えがある。
そういう役を演じるのは大きなプレッシャーですが、でも、そのプレッシャーには別の面もある。
ひげをつけ、扇を持ちさえすれば、人はぼくが孔明だとすぐわかるんです。
それがちょっと自信にもなりました。
たとえ、どう動けばいいかわからなくても、羽扇でずっと仰いでいればいいんですから(笑)。
ただ、やっぱり監督が求めるものが重要ですね。

それはどの映画でも同じです。
「投名状」も同じ。演じる方向の見えない役をやるときも、プレッシャーがありました。
匪賊になんかなったこともないのに(笑)、演じる!
監督はそばにいて指導してくれ、ぼくはその指示に従って演技をしました」

――監督自らお手本を見せてくれるんですか?

「そうですね、でも監督の演技力には差がありますよ(爆笑)。
一番上手なのはチャン・イーモウだと思います。
彼は芝居を語るとき、実はもう演じているんです。
話が終わってから、そのままやればOK。表情をもう見せてくれていますから。
ウー監督は何を語っても同じ表情。
でも、彼はスマートさがほしかったのかもしれないですね、
だからウー監督の演技はとても垢ぬけていました。
ピーター・チャン監督は理論を語る方で、だからぼくは彼とはそれを語りました」

――この映画は割とまじめな題材を扱ってますが、
あなたはおかしみとユーモアのある演じ方をしているように見えます。
そういう演技は脚本が要求していたものですか?
それとも、あなたと監督が討論する中で生まれてきたものですか?
一番好きなところはどこでしょう?


「後編はまだ見ていないので、どこが一番かはわからないけれど、
でも、監督が加えたそのユーモラスな部分は、大好きなんです。
ぼくの「赤壁」の最初の撮影シーンは、ぼくにとって、一番大事なシーンでもあったんです。
孫権を説得しに東呉に行き、そこの文武百完と渡り合う芝居で、
台詞がすごく長かったので、何日もかかって暗記しました。
本を読むと頭が痛くなるんだということを、初めて知りましたよ(笑)。
頭ががんがんするまで暗記をして、初日、
新しい環境、大監督、おまけに有名な中国の俳優たちがずらっといて、
ぼくだけがしゃべる。プレッシャーはほんとに大きかったです。
その上、監督もまだいろいろと試している段階で、
そのシーンの撮影にはかなり時間がかかり、すごく疲れました。
ここは割にまじめな感じで演じることができるところだったので、まだよかったのですが、
このときから、監督からはずっと、もっと活発にできないかとずっと注意を促されました」

――映画を見た批評家やマスコミの中には、
映画の台詞が現代的すぎると言う人もいますが、あなたはどう感じますか?


「ぼくは……いいんじゃないでしょうか。
台詞には現代的なところがありますが、受け入れられる程度だと思います。
とにかく、監督が撮るのは三国の歴史映画じゃなく、
赤壁の英雄たちとそのシチュエーションを使って、
ジョン・ウースタイルの映画を撮ることなんですから。
実際は大部分の役の台詞は結構古い、厳粛なもので、
それに監督の軽いユーモアの要素を加え、
1つの映画にその対比が現れるというのは、成立しうると思います。
それにあの笑いの部分では、そのユーモアセンスをみな、受け取ることができると思う」

――劇中、鳩が敵軍に向かって飛んで行くシーンがあります。
これは、ジョン・ウー映画の「白鳩」スタイルの延長と考える人が多いのですが、
あなたはこの場面はなんだと思いますか?
それとも、後編に答えはあるのでしょうか?


「答えはあると思いますが、ぼくもまだ後編は見ていません(笑)。
監督は白鳩が敵軍に飛んで行く動きを通して、
全貌と敵の巨大な陣容を説明しようとしています。
もちろん鳩が飛ぶのは、任務があるからでもあります。
というのは、孫尚香があちらにいるので。
我々は鳩による伝書を利用することで、初めて相手の行動をつかむことができ、
計略は成功の見込みが生まれる……この話はあとの方で出てきます。
が、このシーンは実にきれいに撮れているなあと思いますね」

――今回、「赤壁」には、大勢の中国香港台湾日本などの演技派の俳優たちが共演しています。
この顔ぶれは、二度とないでしょう。その中で忘れられない経験がありましたか、お話しください。


「ぼくが共演シーンが一番多かったのはトニー・レオンで、
それと魯粛とのいいシーンも多かったですね。
草船借箭や東呉行きは、みんな彼の勧めによるものですから。
今回とても良かったのは、中国でこんなにたくさんの
有名な演技派俳優の演技を見ることができたことだと思っています。
彼らの演技を見て、揺さぶられましたし、いい影響を受けましたし、またとても嬉しかったです。
それにみんなとてもいい人たちでした。
彼らの演技法、台詞回し、発声方法は実際ぼくらと違うもので、影響されました。
あれは学んで得られるものではなく、どのくらい吸収できるかは人によります。
ただ1つ残念だったのは、チャン・フォンイーの演技を現場で見られなかったこと。
彼の曹操はすごく良かった。とても味があります。
それで、彼に言ったんです、あなたの軍に身を寄せて、いっしょに演技したいものだと」

――あなたが一番共演シーンが多いのは周喩――トニー・レオンですが、
彼との共演の経験を少し話してくれますか?


「トニー・レオンとの共演……ぼくは、あまり難しくはありませんでした。
なぜかというと、ぼくらが演じるものはすでに1つの枠があり、
監督が求める枠組みがはっきりしてもいたからです
――それは互いの間に愛憎のしがらみはなく、
あるのはただ、英雄、英雄を惜しむという関係だけということ。

芝居自体は決してそんなに大変じゃなかったのですが、環境の方が本当に厳しかったです。
とにかく酷暑の中で衣装を着て、かつらをつけ、ひげをつけ、
汗びっしょりで動いちゃいけない。
何千人もが同じ動作をしなくてはならず、時間がものすごくかかりました。
トニー・レオンはその上アクションもあり、もっと疲れます。

ぼくら2人の芝居は割と気が楽で、時には彼がずっとぼくをからかっていたくらいです。
ぼくは笑うとひげが落ちてしまうんで、我慢しなくちゃならない。
じゃないと、ひげが外れると、みんながやってきて顔を触るから。
暑くて汗をかいてる上に、みんなに触られて気持ち悪い。
なのに、彼は笑わせようとするんですよ……で、ひげは繰り返し外れる(笑)」   (続く)


BBS  ネタバレDiary  3:00


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