武ニュースDiary


* このサイトはリンクフリーです。ご連絡はいりません。(下さっても結構です。^_^)
* 引用は、引用であるとわかる書き方なら、必ずしも引用元(ココ)を表示しなくても構いません。
* 携帯からのアドレスは、http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=23473 です。
* 下の検索窓(目次ページにもあり)からキーワードでDiaryの全記事が検索できます。
* バナーは世己さんから頂きました。
* Se inter ni estus samideanoj, kontaktu al mi. Mi elkore atendas vin, antauxdankon!


目次|前の記事|新しい日記


2007年05月20日(日) 風尚誌�ぁ�「投名状」公式サイト

金城武 迷失森林��

1人の優れたアーティストとして十分な敏感さを、彼は間違いなく持っている。
だが、彼はいつも楽しそうでない。
自分を見失うのがとても怖い、と言うのだ。
今、うまく行きすぎているからと。
――シルビア・チャン


1989年にフーロンと契約してから18年、その関係は変わらず、
どんな誘惑も彼を動かすことはなかった。
相変わらず人見知りで、プロモーションが嫌いで、写真を撮られるのが嫌いで、
大勢の人のいる場所では気詰まりでしかたがない。
人気者になり、自分の意思を通せるようになると、
世間への露出は人気に反してどんどん減っていった。
しかし、控えめなその態度は、決して彼の魅力をそぐことなく、
かえって神秘的なイメージをつくりあげ、ますます人は彼を追いかける。
彼の消息は1年間もわからないことさえあるが、
それでも人気投票では、依然としてトップの座に座り続ける。

だが、金城武はこれを成功とは決して考えていない。
「何が成功なんだろう? 
この仕事での成功の定義って、賞を取ることなんだろうか?
問題は賞を取れば成功なのか、それともいくら稼いだか、量で計れるのか。 
稼げば成功と言えるんだろうか?
ぼくのことなら、もし、いつか楽観的な人間になれたら、それが成功だな」

彼は自分を悲観的な人間だと言う。
何事に対しても、まず一番悪い面を考えてしまう。
「ぼくには、いつも、どんなものも自分のものじゃないというような感じがある。
生活もそうだし、恋愛もそう。すべては無常。
万事無常だと知りながら、
それでもその無常のものを、争って手に入れようとするんだ」

もしかすると、母親も祖母も仏を信じている人だったから、
金城武も仏と解き難い縁に結ばれているのかもしれない。
「あるとき、母親に連れられてお参りに行き、バスで家に帰る途中、
母はお参りに使った数珠をぼくの手にもたせた。
ぼくは、いつもと全然違い、バスで走り回らなかっただけでなく、
一言も言わず、静かに席に座っていた。時々、何か呟いたりして。
母もとても不思議なことに思った」

20歳の誕生日を過ぎたとき、自分はもう大人だと強く感じた金城武は、
多くのことに、別の見方をするようになった。
例えば、絶対とは、いったい何なのか?
「今日、正しいと考えることが、明日は間違っているとわかるかもしれない。
例えば酒を飲んでいる男女を見かけて、みだらだと思うかもしれない。
でも、そこにいて、彼らの話していることを聞いたら、
実は思っていたのとは全然違うということがわかるようにね。
人はただ習慣で自分の基準をあてはめ、物事を見ているに過ぎない。
しかし世界は多元的なもので、ある物事には必ず良い面と悪い面の両方がある。
ほとんどのことは一時的なものなんだ」

「君のいた永遠」の撮影中、シルビア・チャンは彼に『荘子』を読ませた。
ところがなんと、彼は余計うつうつとしてしまったのだ。
「読んでから、ますますいろいろ考えるようになり、
考えれば考えるほど気持ちが重くなった。
『なぜ』が、ドミノが倒れるように次から次へと襲ってきた」
金城武は、不意に身を正すと笑った。
その笑顔は、自分がなぜこんなことを話すのか、
不思議がっているかのようだった。

スターの恋人選びの条件を、人は聞きたがる。
一緒に仕事をした監督をどう思うか、
ここの天気風土人情をどう思うか、聞きたがる。

けれども彼がそこに座って眉をちょっとひそめ、
「何物も自分のものでない」感覚を語るとき、我々は、
学校時代の経験にしろ成長後の恋愛にしろ、
世界が彼にあまりにも早く無常を見せてしまったことを感じる。
この過去の経験が、彼の目に遙かな深さを増しはしたけれど、
単純な喜びをさらに得にくくさせてもいる。

数年前、金城武はインドに聖地巡礼に出かけ、仏教に帰依することを決めた。
「ぼくの帰依は何かを求めたいと思ったからでは全然ない。
帰依したからってお経を唱えるわけじゃない。ものぐさな人間だから」

密宗を信奉するようになって、彼は名利にますます淡白になり、
仕事はプレッシャーではなくなった。
2年に1本しか映画に出なくてもいい。
面白いかどうかで丁寧に選んでかまわない。
自分の仕事については、「弁当屋のように」と形容する。
「開業してるときは当然一生懸命いい仕事をしなくちゃならない。
でも、いつかやりたくなくなったら、すぐ店をたたんでも惜しくはない」

彼の唯一の願いは、自分で監督して映画を撮ることだ。
「もし一生に3本映画を取ることができるなら、
最初の作品はメッセージ性の濃いものにしたい。
でもそのメッセージが何なのか、今は全然わからない」
(続く)



●「投名状」公式サイト   14:45

オープンしたらしいとレインボーママさんにお知らせいただきました。
ありがとうございます。
予告編と同じ雰囲気を持つサイトです。
こちら

でも、各ページをポイントしたときの効果音が心臓に悪いの……
剣の音に太鼓の音。音楽も。
ヘッドホンつけてると、そのたび、飛び上がってます。

これは英語で、中国語に入るところが見えないんですが、
あるんでしょうか?
ひょっとして、カンヌに行けなかったから、
海外への宣伝用のサイトがまずオープンした?

しかし、みんないい顔してます。
怖いのは本当にいやなんだけど、その一方、すごく期待しています。


BBS  ネタバレDiary ★  12:50


前の記事|あさかぜ |MAIL

My追加