武ニュースDiary

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| 2006年04月06日(木) |
8日、香港金像奨(方平の話) |
8日が金像奨の発表ということで、大陸の記者が香港の映画人、 方平にインタビューした記事が、6日の半島晨報にありました。 内幕曝露のような内容ですが、他の金像奨関連記事とは全然違う視点なので、 そういう面白さがあります。
実は、こ「の独占インタビュー」を1度訳したのですが、 今日(7日)になってみると、ほとんど同じ内容で、 しかし、重複しない部分もあるというものが燕趙都市報にも 「独占インタビュー」として載っていて、でもこちらのほうが断然わかりやすいのです。 同じ系列の新聞なのか、1人の記者が両方と契約して 記事をそれぞれ送っているのかわかりませんが、 燕趙都市報の方を紹介することにし、 それに載っていない半島晨報の記事の部分を補足することにします。
方平、「金像」の隠れルールをあばく
明日は第25回香港電影金像奨の発表である。 金像奨は映画の商業性と芸術性の両方に重きを置き、 アメリカのアカデミー賞の選出方式をうまくモデルとして取り入れ、 今のところ、中国語映画の成果が最も良くわかるものとして、 香港では、毎年多くの中国語映画愛好者の注目を集めている。
内地と香港の合作映画が増えるに従って、ここ数年、 金像賞にノミネートされる内地の俳優も多くなり、 香港の俳優と賞を争うようになってきた。 それは香港映画が低迷期を経て、本土化することにより、 中国語映画全体が1つにまとまる方向へと、邁進していることをも証明している。 だが、香港映画と内地映画の伝統はやはり違うものがあり、 金像奨の運営方式は内地の映画ファンにはよく知られていない。
昨晩、記者は香港のある喫茶店で、 香港のベテラン映画人である方平にインタビューし、 金像奨の選出過程と今回の注目ノミネート部門の成り行きについて話を聞いた。 方平は記者に対し、金像奨は他の中国映画賞と比べれば公正だが、 選考に参加した人間から見れば、絶対的に公正だとは言えない、 金像奨にもまた独自の隠れたルールがあるのだと語った。
隠れたルールその1:人の意見がドミノ効果を起こしやすい
方平は香港の無限映画映画会社のプロデューサーであり、 今回の金像奨の審査委員の1人である。 彼は、金像奨の選考形式はアメリカのオスカーと同じだと言う。
オスカーには5000余りの審査委員がおり、 全員アメリカ・アカデミーの会員である。 香港の場合、第1回投票に参加するのは、2000余名の審査委員で、 みな映画に関わったことがあり、劇場公開された映画のポスターに 少なくとも2回以上名を連ねたことがある者ばかりだ。 これらの人が、過去1年間に公開された映画から、 最優秀映画や最優秀監督などの各賞を選び出し、ノミネートリストを作る。
その後、第2回投票が行なわれる。 100人のベテラン映画人が、第1回投票の結果からさらにふるいにかける。 最後に、もっとベテランの50人の選出委員が、 金像奨の最後の決定権を持つのである。 彼らは第2回の選出の結果から、投票で各賞を選んでいく。 金像奨協会主席は投票するとは限らないが、 選出結果が伯仲するときは、重要な最後の1票を投じる。
方平はこの過程で既に偏りが生じると明かした。 というのは、過去1年間に公開された映画を、 審査委員全員が見ているわけではないからだ。 見なかった映画についての審査では、 他の人の意見を参照することになるだろう。 他の委員がある映画に投票するのを見て、 それなら、自分もそれに入れておこうとなる。 このような決め方が、他のやはり見ていない委員に伝染しやすいのである。
隠れたルールその2:会社の力の強弱が審査委員に影響する
香港では芸能界システムが発達し、様々な規模の芸能事務所が林立している。 力の強い芸能事務所は金像奨の選出に直接影響を与える。 例えば今回主演男優賞にノミネートされた、任達華とレオン・カーファイは、 2人とも中国星の俳優であり、どちらも「黒社会」で選に入っている。 「長恨歌」もレオン・カーファイでノミネートされた。
彼ら2人の演技が良くないと言うのではないが、 一体去年の映画で最も優れていた主演男優は、 こういう人たちしかいないのだろうか? 方平はそうは思わない。 彼は、金城武の「如果・愛」での演技は非常に素晴らしく、 残念なのは、それにもかかわらずノミネートされなかったことだと思っている。 金城武はハンサムすぎて、アメリカのブラッド・ピットやトム・クルーズのように、 演技を軽視されやすいのだと言う人もいるが、 ハンサムであることは罪ではない。 人の進歩には励ましを与えるべきで、 アーロン・クォックが「三岔口」で大きく進歩してノミネートされたのに、 どうして金城武にはそうできないのか?
方平はいたずらっぽくちょっとした秘密を明かした。 彼は金城武のことが不満で、レオン・カーファイと任達華には投票せず、 いっそのこと、人気の低い候補者アンディ・ラウに入れたのだ。 彼はアンディ・ラウは「童夢奇縁」に出たとき、 老人のメイクで皮膚をすっかり駄目にしてしまったから、 最低同情賞は獲れるはずだと言った。
隠れたルールその3:芸能人は�狄裕い鬚�さに着て悪さを�瓩靴討呂覆蕕覆�
オスカーと同様、選出委員が多いため、 金像奨はエントリー者の票集め行為は禁じていない。 だが、不正行為は絶対だめである。 オスカーの票集めは、多くメディアでの宣伝を通じて行なわれるのに対し、 金像奨の場合は中国的と言える特色がある。人情味に重きを置くのだ。
「立候補者は、審査委員に電話をして、よしみを育む。 候補者に充分実力があるなら、人受けが大事なポイントとなる」 人受けがよければ、おのずと人は投票することになり、 そうでないなら、賞とは無縁になるということだ。
この話になったとき、方平は2人の俳優の名をあげた。 1人はまだ金像奨を受賞したことのないレオン・ライで、 もう1人は2年連続で最優秀主演女優に選ばれたアニタ・ユンである。 この2人の身の上から導き出した道理は、 芸能人は�狄裕い魍泙肪紊動�いことをし�瓩討呂覆蕕覆い箸いΔ發里澄�
方平は、レオン・ライが1度も金像奨を受賞していない一番主な原因は、 人に良い印象をもたれないことだと考えている。 方平はかつてレオン・ライとジョニー・トーの映画で共演したことがあったが、 レオン・ライはいつも他人の気持ちに頓着しなかった。 100人以上の人間が撮影開始の準備をし終えて、 彼1人を待っているのに、 彼は隣の喫茶店でまるまる1時間も電話で話をしていた。
銃撃戦のシーンの撮影のときには、 彼は発火する道具を人の体に接触させて撃った。 本来、もっと離れてできるものだったのだが。 あるときなど、危険なシーンだと見てとると、 きっぱりと顔をそむけて行ってしまったので、 ジョニー・トーは怒りのあまり口が聞けなかった。 「インファナル・アフェア3」の撮影のとき、 レオン・ライと他の人々との不和の噂が流れたのは、 全くもって事実だったのだ。
「つきせぬ想い」と「君さえいれば――金枝玉葉」で、 2年連続金像奨の影后に輝いたアニタ・ユンを、 今おぼえている人がどのくらいいるだろうか? 方平は、これは彼女が初めにあまりに早く簡単に人気が出てしまったことで、 大スター気取りになり始め、出演料はふっかけるし、 怒りっぽく、人に信頼されなくなったからだと言う。
方平は記者にこう語った。 「あの年、彼女はひとえに小宝(イー・トンシン)のおかげで 人気者になったのに、そのことに少しも感激しなかった。 その後、また『烈火戦車』の撮影に入ったとき、 彼女が走ってきて、自分は主役でなければやらないと言ったんだ。 小宝は、この役は君には合わない、それに撮影に時間がすごくかかるから、 人気者の君は絶対時間がとれないよ、と答えた。
彼女は、かんしゃく玉を破裂させ、喫茶店で向かい合っていた小宝にどなった。 『なんの権利があって、私にやらせないの!』 そのとき、大勢の人が2人を見ていて、 この大スターと監督は一体何を言い争っているのだろうと、 わいわい言っていたよ。 それから、彼女は立ち上がると、小宝を捨て置いて行ってしまった。 小宝は勘定を済ませるとき、腹立ちのあまり、金を持つ手が震えていたさ。
彼女は撮影中、いつも周りの人間をどなりつけていた。 誰かが窓から頭を突き出して外を見るのさえ許さずに、すっとんでいって、 「何してるの? 私が撮影中なのがわからないの?」と叫んだものだ。 広東語には、「器量を鼻にかけてひどいことをする」という言葉がある。 彼女はそんなに器量は良くなかったから、 『人気を鼻にかけて、ひどいことをする』だったね。 とうとう今ではもう人気がなくなってしまった。 2回影后になったからって、何なんだ。今後誰も覚えてはいないだろうよ」
方平プロフィール 香港の映画人、方平は1980年版の「白髪魔女伝」で卓一航を演じている。 映画界の第一線の二枚目で、あか抜けた美しさで一時は大人気だった。 主演した「巴士奇遇結良縁」「圧歳銭」などは内地で上映されヒット、 しかし後に映画監督、プロデューサーとしての仕事に集中するようになり、 あまり映画には出演しなくなった。 レスリー・チャンと2度映画の仕事をしている。
方平はここ数年、「少年賭神」「インファナル・アフェア2」などの映画に出演、 特に後者での出演時間は非常に短かったにも関わらず、 最も優れたシーンであった。 火鍋店で方平は4大マフィアグループの1つガンディーに扮し、 他の3大グループと謀反を画策する。 傍若無人さを表に出さず、グラスを交わす中に、 マフィアのボスのイメージが活写される。 昨年プロデュースした「旺角黒夜」は金像奨を席巻した。 (燕趙都市報 2006.4.7)
半島晨報では、ジョニー・トーについて面白いことを言っています。
方平は「黒社会」は決して好きではないが、監督賞はジョニー・トーにした。 「本当言うと、トーは決して大きな進歩をしていない。 近年の作品はどれも、ちょうどウォン・カーウァイのように、 どう自分を超えたらいいか自分でもわからないというようなものばかりだ。 ただ、香港の映画評論界はすごく彼を認めていて、 彼が監督賞を獲得したのも一度や二度じゃない。 しかし、私はやっぱり一番いい彼の作品は「PTU」で、 それ以降のものはみな見劣りすると思うね」
記者は、今回の金像奨特報を見て、最優秀監督の集合写真に、 なんとジョニー・トーの姿がないことに気がついた。 5人いるのは間違いないが、「頭文字D」の2人の監督、 アンドリュー・ラウと麦兆輝が入っているのだ。 ジョニー・トーだけがいない、一体どういうことだろう? 「彼はもちろん来ない。 トーと文隽(金像奨主席)は宿敵同士だからね、それも長いことだよ。 文隽が出席するときは、トーはいつも行かない。 見ただろう、「マッスル・モンク」があんなに賞をとったとき、 彼は授賞式に行ったかい? 今年も同じさ。 たとえ賞をとっても、絶対受け取りには行かないよ」
アーロン・クォックについて。
香港の映画界の人間は、決してアーロン・クォックは選ばないだろうと(方平は)言う。 彼は歌手出身で、演技はずっと余技だったからだ。 「去年、金馬奨で彼が受賞したのには、ビックリ仰天さ。 私は、現場にいたが、周りの映画関係者を見たら、 みんなムッツリした顔をしていたよ」
ジョウ・シュンについて。
「今年の最優秀女優賞は九割方、ジョウ・シュンだろう」 方平はハッキリと言う。 その他の候補者は力不足だ。 だが、残りの1割の可能性も排除できない。 それは、今、香港の映画界に、少なからぬ内地に対する排斥感があることだ。
大陸の審査制度が厳格すぎて、映画はめちゃくちゃなカットがされ、 さらに合作映画はこれこれの額は内地の出資で、 これこれの数の内地の俳優を使うなどをきちんと守らないと、 無事に審査を通過して内地での上映にこぎつけることができない。 だから、こういう気分が内地の映画人に向けられれば、 それがジョウ・シュン落選の唯一の原因となる可能性はある。
BBS ネタバレDiary ★ 14:30
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