武ニュースDiary

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| 2005年10月30日(日) |
ロビン・リー監督(東京国際映画祭)●「如果・愛」試写会とピーター・チャンの新作 |
開催中の東京国際映画祭で、台湾の女性監督、李芸嬋(ロビン・リー)の 「靴に恋する人魚」が27、29の両日、 監督のティーチイン付きで上映されたそうです。 ビビアン・スーが主演で、とても切ないお話だったとか。 観客の反応もよく、日本での公開も決まったそうです。
この監督は、去年「とても不思議な洗濯機」で、 金馬奨の最優秀短編映画賞を獲得した若い人だそうで、 「靴に恋する人魚」は釜山映画祭にも参加しています。 ティーチインの際に、次回作の話もしていたとのことですが、 昨日の中央社の即時報が触れています。 その部分だけ抜書き。
台湾の監督李芸嬋は「靴に恋する人魚」のために東京映画祭に出席、 今日渋谷の会場で、本作品が日本で買い手のついたこと、 映画祭での観客尾反応も良いことを大変喜んでいる、 今準備中の新作「基因決定我愛イ尓(遺伝子が私があなたを愛すると決める)」は、 もし可能なら、金城武と日本の女優、江角マキ子に 主演してもらいたいと語った。
(中略)
次回作についての質問に、李芸嬋は、2003年に仕上げた、 自分の学んだことと関係のある内容の脚本で、 優良脚本賞を得ている「基因決定我愛イ尓」だと答えた。
この作品は、2人の潔癖症の女性を描くもので、 彼女らは男の汚さを我慢できるようになるため、 遺伝子改良薬を開発して、自分自身がその新薬の実験台になるのだ。
キャスティングの話になったとき、李芸嬋は、 もし資金のことを考えないなら、3人の主役は台湾、香港、 それに日本の俳優を使いたいとまじめに考えている、 日本の江角マキ子は、この潔癖な学者役にぴったりで、 もしそれに金城武を組み合わせたらすごく面白いだろうと述べた。 (中央社即時 2005.10.29)
●風邪で昼ごろようやく起きてきましたら、今日は、台湾香港の新聞で お伝えできることがいろいろと。 と思っていると、今度は大陸のニュースに、 なんと、またピーター・チャンと組む? との記述が! 監督の話だそうで、一気に目が覚めました。 よく読んで、また来ます。
成都の試写会成功とピーター・チャンの新作
昨日、四川省の成都で、「如果・愛 Perhaps Love」の、 大陸初めての、1回限りの試写会が行なわれました。 そのニュースが続々と出ていて、記者の感想も上々。 「1年間にも及ぶ期待は裏切られなかった」と書くほか、 観客による好評ぶりも大いに伝えられています。 しかし、ご紹介すればネタバレを避けられず、 すみませんが、公開までは翻訳を控えます。
雑誌も特に香港では次々に記事が出ていますが、 このご紹介も(すごくやってみたいのだけど)当分はしません。 作品自体に対する好評に接するにつれ、 なるべく前情報を少なくして見たいという気持ちは増すばかり。
差し支えない範囲の記事、ないし、部分を抜き出してみます。 まず、劇場での作品への反応をひとつ。
劇場までピーター・チャンの「如果・愛」を見に行くのには、いろいろと理由がある。 来年のオスカー出品映画であること、 金城武、ジョウ・シュン、ジャッキー・チュン、チ・ジニという大スターの出演、 中国初のミュージカル大作であること…… しかし、昨日、太平洋影城に(上映が終わって)明かりがともった後、 感動に浸った観客は悟ったのだ。 お金を払って見に行くだけの価値がある一番の理由は、 やはり映画――この、さめざめと泣かされ、 目を放さずにいられない愛の物語自身にあったのだと。 ある観客の女性は、ほとんどずっと泣きながら見ていたとまで話した。 (成都晩報 2005.10.30)
ジョウ・シュンと金城武の演技については、 監督もを口をきわめてほめているのですが、 詳しく伝えると、これもネタバレになり、差し支えないところでは――
「本来、この映画の主役は金城武1人なのだが、 ジョウ・シュンの演技が非常に良く、場面を持っていってしまった」 とジョウ・シュンを評価し、そう言いながら一方、 「金城武は、中で一番努力家の俳優で、事前の準備も一番良かった。 その結果にも非常に満足している」 「いちばん驚いたのは金城武。 もともとこの役は所在のない役なのに、 彼がぼくのために、非常に豊かに肉付けしてくれた」 「出演者の中で、この作品に一番感情がこもっていたのは金城武。 ラストのセリフも彼が考えたものだ。 そのセリフを言い終わった後、彼はぼくにこう言った――どうしよう、 この映画にこんなに気持ちが入り込んでしまって、 これから、どうやって他の作品に出たらいいんだろう?」 (以上、いろいろな新聞より)
とにかく、監督は主演者には大満足だったということのようです。
先に触れた、監督の映画に再び出るかもという話についてはこの記事を。
ピーター・チャン、金城武を擁してアクション映画「刺馬」を撮る
停電を乗り越え、昨夜17時40分(本当は13時の予定が、 映画館の停電事故で遅れたのです)、映画「如果・愛」が、 成都の太平洋影城で、ついに試写会を行なった。 ピーター・チャン監督がベネチア上映版に手を加えたものの、 初めてのマスコミへの公開でもある。
女性観客のほとんどは、涙の後を頬に残して映画館から出てきた。 ピーター・チャンは「ラヴソング」の後、観客のために、 再び感動的な愛の寓話をつむぎだした。 が、この文芸映画に長じた監督は、インタビューの際、 この「如果・愛」で、十二分に堪能したと、こう語った。 「ぼくはタイプを変えてみるつもりです。 次の映画は張徹の『刺馬』のリメイクで、対外的に宣伝文句は、 一言、�爛▲�ション映画�瓩砲覆襪任靴腓Α�
他の出資者達を時間をかけて説得した末、「如果・愛」は中国大陸では12月2日に、 香港他の地域に先駆けて上映することが決まった。 「ぼくは『無極』と争いたくはない。 ぼくらが絶えず公開時期を繰り上げてきたのは、 2つの作品が成績で競り合わなくても言いようにしたいからだ」
しかし、香港と東南アジアでは、公開日は早められなかった。 「彼らはクリスマス時期に公開と決めた。 けれど、それらの地域は観客数が限りがある。 だから、1本の映画は3週間も上映すれば、みんな見てしまうことになる。 もし、そういう地域でも2日に公開したら、本当のクリスマスが来るころには、 『如果・愛』にはもう競争力が残っていないだろう」
一方で「如果・愛」のために市場の見通しに心を尽くし、 一方でピーター・チャンは、次の映画「刺馬」の準備を始めている。
「ぼくは事を進めるのがのろい人間。 今は脚本を準備し始めたところで、撮影開始は早くても来年半ばになる」
かつての張徹監督、ティ・ロン、姜大衛、陳観泰主演の ショウ・ブラザーズの古典映画「刺馬」のリメイクを選んだのは、 ピーター・チャンが、新機軸を自分自身に要求したということだ。
「『如果・愛』を撮り終えて、自分が語りたいラブストーリー、 撮りたい文芸タイプの映画は全部撮ってしまった、変わるときだと思ったんだ」
これまでずっとアクション映画はできないと言ってきたが、 「刺馬」という清朝末期を背景にした作品にはアクションシーンが欠かせない。
「だから、外部にはアクション映画と宣伝することになる。 典型的なアクションは使わないアクション監督を探すこともできる。 ただ、本当に撮りたいのは、中国の戦争映画なんだ。 そう、『プライベート・ライアン』のような非常にリアルな中国の戦争映画だ」
現在、ピーター・チャンは、金城武が「刺馬」の大哥役で出演することを決めている。 「金城武は清朝時代の映画に出たことがないし、剃髪したこともない。 ぼくらは共に挑戦をすることになるよ」(後段略) (東方早報 2005.10.30)
●「刺馬」は邦題「ブラッド・ブラザース」。 Amazonの解説はこちら。 これを読むと、かなりハードな内容で、ピーターさんにも武にも、 実現するなら相当な新機軸であることは確かですねえ。 主人公の3人は義兄弟の誓いをするというので、「大哥(長兄)」役ということは ティ・ロンの演じた役? ますます新鮮。 ジャケット写真では弁髪にはしていないようですが……。 このところ、出演作については毎回びっくりするラインナップで、ファン冥利につきます。 頭そってもいいです、実現を祈ります。
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