武ニュースDiary


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2004年05月20日(木) 「Lovers 十面埋伏」正式上映●19日のニュースから●「十面埋伏」十の質問

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カンヌ現地時間5月19日、チャン・イーモウ監督の「十面埋伏」が
第57回映画祭に正式にお目見えした。
チャン・イーモウは主役のチャン・ツーイー、アンディ・ラウ、金城武を伴ってそろって登場、
世界中のマスコミがびっしりと集まってカメラを向けた。
(新浪娯楽 2004.5.19)



19日のニュースから

金城武とアンディ、カンヌでは一兵卒
欧米での名声はチャン・ツーイーより下
2:31

素敵な金城武は、香港・台湾・日本では、何かすればすぐ、大勢のファンにとりかこまれる。
が、カンヌに来てさびしい思いを味わった。
フランスでの知名度は、「グリーン・デスティニー」で人気爆発した
チャン・ツーイーを明らかに下回っている。
「十面埋伏」は彼が国際映画祭に進出する初めての機会なのだ。
同じ映画に出ているアンディ・ラウも、それから少し遅れてニース空港に着いたが、
いつになく楽々と税関を抜け、ファンに囲まれることもなかった。
彼のヨーロッパ映画界での知名度は金城武と同じようなもので、これからが期待される。

金城武は日本から空路やってきた。時差の関係で疲れた表情だ。
フランスではあまり知られていないので、めったになく、のんびりと空港を出た。
ただ中国・香港・台湾三地のマスコミだけが取材に集まってきただけだった。
普段はひどく内気な金城武だが、このときはすぐに輝くような笑顔を見せた。

ニース空港からカンヌのホテルに向かう途中、
金城武は、まるで好奇心の強い子どものように、絶えずきょろきょろしていた。
彼はまだ完成した「十面埋伏」を見ておらず、一刻も早く見たがっている。
22日には日本に帰るが、カンヌ滞在中の20日に、
ちょうどウォン・カーウァイの「2046」のプレミアが行なわれる。
金城武はかつてカーウァイの「恋する惑星」に出演している。
師を訪れて、二人の「不和」の噂を一掃するつもりはないかと聞くと、
マネジャーのヤウ・イージュンが代わって
「金城武の日程はいっぱいだから、状況を見て」と答えた。

(中略)ソニーが「十面埋伏」のアメリカでの版権を購入し、
「グリーン・デスティニー」にならって、大がかりな宣伝での上映の準備を進めている。
それによって金城武とアンディ・ラウが、欧米での知名度を高める望みもある。
金城武とフランスのスター、ジャン・レノが共演したゲーム「鬼武者」は、
まもなく映画版の製作が開始されるが、
映画会社は映画祭会場の向かいにあるホテルの入口に大きなポスターを張り出し、
金城武の顔を高々と掲げた。「十面埋伏」のポスターよりもっと目立つ位置だ。
(台湾りんご日報)


金城武,、「2046」の受賞を願う 3:05

金城武はカンヌ時間17日夜12時に,、ニースに到着した。
彼は空港やホテルで自分から立ち止まり、中国、香港・台湾のマスコミの撮影を受けた。
満面の笑顔が大スターの魅力を放っていた。

カンヌは毎晩音楽が響き、あちこちでパーティの音楽が聞こえる。
道中、彼は好奇心の強い子どものようにきょろきょろと見回し、
見るもの全てが新鮮であるようだった。
それでも部屋に入るや、すぐ入浴をすませ、寝る準備にかかった。
彼は日本から来たため、昼夜が時差で逆転しているので、
早く体力を整えて、ずらりと待ち構えている仕事に備えなければならないからだ。

金城武は30数本の映画に出ているが、
この「十面埋伏」が招待作品になったことで、初めてカンヌを訪れることになった。
「十面埋伏」はコンペには参加していないから、
彼は「2046」が受賞して欲しいと、心の内を明かした。
彼はかつてウォン・カーウァイと「恋する惑星」「天使の涙」で仕事をしている。
時間さえ許せば、ぜひ「2046」のプレミアに出席したい、
またいつか赤じゅうたんで、ウォン・カーウァイと喜びを分かち合う機会を
心待ちにしていると語った。

「十面埋伏」は、彼にとっては「初めて」尽くしだった。
初めての中国時代劇衣装、初めての上半身をあらわにした
チャン・ツーイーとの野外でのラブシーン、
初めて弓を射、馬を駆っての大量のアクションシーン。
この映画の撮影は半年の長きにわたったが、
金城武はそれに先立って、3カ月間の武術訓練も受けている。
まだ映画を見ておらず、マスコミ向け試写での評価を非常に知りたがっていた。

「十面埋伏」出演の前から、彼はわざわざ髪を伸ばしていた。
映画の中で、三角関係からアンディ・ラウと決闘をする。
髪を振り乱し、全身で戦うが、それは自分自身の髪だからである。
が、彼は長髪に飽きてしまい、最近すっかり短い髪になって現われた。(後略)
(自由時報電子新聞網)


金城武、動物の猛々しさ 3:45

金城武は、ずっとチャン・イーモウ映画の、あの非常に純粋な感情を好んできた。
「十面埋伏」の物語もその通りで、
登場人物は愛のために一切を投げ打つことができる、
単純であれはあるほど良いと彼は考えている。
しかし、撮影の過程では、感情は大変単純だが、演技は非常に難しかった。
彼は冗談めかして、
「チャン・イーモウがクランクイン前に僕に言ったんです。
四方八方を取り囲まれた危急の状態では、
男女の間に切迫した感情反応が生まれるものだって。
彼は、いわゆる動物学まで持ち出すんですよ」と言う。

また、「初めの1分間では仕事の目をしていなければならない
(チャン・ツーイーの身辺での彼の任務は、スパイのように潜入することだから)、
次の1分では愛しむ目に替えなくちゃならない」

彼はどうリズムをつかんでよいかわからなかった。
チャン・イーモウにたずねると、チャン・イーモウはこう答えた。
「わからなくてよい、かまわずにやりなさい」
金城武は、初めてチャン・イーモウと仕事をした感じは
ウォン・カーウァイと似ていると思った。
(新聞晨報から抜書き)



「十面埋伏」十の質問  23:50

新聞晨報の記者が10の質問を立て、
それに対する監督と主演の3人の答えで構成しています。
その内から抜粋して。

「十面埋伏」十の質問より

2 金城武は十分美しいか 答え Yes

実は、商業映画にとっては、その意義は視覚面にある場合が多い。
この映画での金城武の、右手で刀を遣い、左手で弓を引く姿は、美男の面目躍如である。
だが、映画の中でかっこよくあるためには、彼は少なからぬ犠牲を払った。

彼の話では、日本で「リターナー」を撮影していた時は、
アクションの難度は大分低かった。
同じアクション映画ではあるが、「リターナー」は大量のVFXを使用しているのだ。
「十面埋伏」の撮影中、アクション監督のチン・シウトンは
�爛螢▲襪吻甕薺擦任覆韻譴个覆蕕覆い閥�調した。
だからウクライナでは、金城武は毎朝起きるとトレーニングをし、
今日は、チン・シウトンはどんな高い難度のアクションを要求してくるのだろうと
考えるのだった。

記者が、彼の映画での弓を射る様子の素晴らしいかっこよさにお世辞を言ったところ、
彼は反対に記者をわらって言った。
「どうして? 弓を射れば、誰だってああいう格好になるんじゃないんですか?」
そして「本当は弓の練習は、動作はとても簡単で、理解すればそれでできるんです。
でも刀を扱えるようになるには1ヶ月くらいかかる。
撮影中はしょっちゅう怪我をしていた他に、落馬までしたんですよ」

5 唐代のせりふはうまく行ったか 答え No

せりふは、カンヌで映画を見た記者たちが一番失望した部分だった。
チャン・イーモウは、なんと、類似のテレビドラマ「三国演義」のような
半分文語交じりの、口語ではないせりふを採用していたのである。
また、香港台湾なまりがやはり目立っていた。

もともと、金城武、アンディ・ラウのような香港台湾の人間が普通話を話すことだけで
既に無理があるのに、その上文語まじりのせりふをしゃべらせるのだ。
金城武自身も、この点を明らかに心配していた。彼は言った。
「この人物(彼が扮した捕吏)は大分誇張した話し方をする。
ぼくはただ頑張ってやるしかなかったが、実際上手く行かないので、
監督に、試し言ってみせてくださいと頼みました」

チャン・イーモウ自身、言葉の問題についてはやはり納得がいっていなかった。
彼は、「映画の人物は実はすでに元々の声ではなく、処理をほどこしてある。
例えば6文字のせりふなら、よく似た声で3文字を吹き替えするというように、
できるだけ元に近いようにした」と語った。
しかし、彼は、言葉は問題ではなく、道具に過ぎないと考えている。

7 画面は美しいか 答え Yes

イーモウの映像処理については、記者は観客は絶対安心できると思っている。
映画の中で、牡丹坊、花の野、さらに雪景色のいずれもが
一見の価値があるのは言うまでもない。

しかし花の野と雪景色については、俳優達が明かしたところによると、
実は�狹畦き瓩世辰燭箸いΑ�
チャン・ツーイーは、監督はウクライナの草原に様々な色の花を植えていたのだが、
天候のせいで、高い金で購入した花が十分育たなかったのだと言う。
しかし監督は長いことためらった後、やはり撮影をすると決定を下した。
チャン・ツーイーはこのことについてこう考えを述べた。
「私は、監督として重要な素質の1つが決断能力だと思っています。
ものごとが計画通りに行かなかったようなとき、
はっきりと断を下さなければならないんです」
映画を見て、記者は、あの素朴できれいな野の花はとても自然で、
生き生きしているのに気がついた。

雪景色については、金城武の表現法で説明できるだろう。
彼はこう表現した。
「ぼくは、あんな雪を見たことがありません。
昨日は草原だったのに、次の日起きてみたら空から地面からすっかり白くなっていました。
ぼくたちが雪が融けるのを待つ態勢に入っていたら、
チャン・イーモウは撮影を続けると言ったんです。
後になってみると、脚本があらかじめ予定していたのではなかったけれども、
降雪が映画にたくさんの色を付け加えたんだなと思いました」

8 �狷以�の愛�瓩麓�然か? 答え No

映画の中の金城武とチャン・ツーイーの,、3日間の逃亡生活で生まれた愛は、
ごく自然なものだとチャン・イーモウは考える。
「時には、たった3日間で不動の愛が生まれることもありうるし、
たとえ30年一緒にいても必ずしも強いつながりができるわけでもない。
愛はこの世で最も不合理なものであり、最もコントロールできないものだ」

だが実際、その通りなのだろうか? 
金城武は、そのような愛は経験したことがないので、全て監督の言うとおりにして、
チャン・イーモウ教える�犁臙呂亡戮辰燭箸�、動物の雄と雌は互いに惹きつけ合う�瓩�
表現してみようとすることしかできなかったが、
どうやっていいかわからないことが、しょっちゅうだったと話す。

「特に映画の後半が、理解がとても難しかった」
雪のシーンで、金城武はチャン・ツーイーと激しいラブシーンを演じなければならなかった。
しかし、チャン・イーモウがどう言おうと、どうも気まずく、感覚がつかめない。
そこで彼は言葉の問題で教えを請うたのと同じように、チャン・イーモウに向かって、
「ちょっとお手本を見せて下さい」と頼んで、
チャン・イーモウを顔を真っ赤にさせてしまった。

チャン・イーモウはこの作品に�猝鄂喚瓩鯊�しているのか 答え No
 
金城武が見るチャン・イーモウは、映画のことしか考えない人間である。「一番におき、最後に眠る。
ぼくは映画にこんなに夢中な人を見たことがありません。
もし、彼と雑談したとしたら、彼が映画的思考法でものを考えるので、
自分の頭に映画の画面が見えてくるのがわかるでしょう」

この映画のためにこんなにも心を砕くのは、何らかの野心があるからだろうか? 
だが、映画を見ると、「英雄」と実は�狒仍勠瓩里�ょうだいであり、
アン・リーの暗喩に満ちた「グリーン・デスティニー」と比べることはできない。
チャン・イーモウ自身は「十面埋伏」についても同様に控えめに、
映画の娯楽性(耳目を楽しませること)を強調する。彼はあくまでこう言う。
「このタイプの映画は、3分間のクライマックスを創り出さなくてはならない。
多分最終的に記憶に残るのは1つのシーンだけだ。
ちょうど「グリーン・デスティニー」の「竹林の追跡」のように。
だが、この3分間は観客がこれまで見たことのないものであれば、それで十分だ」
(新聞晨報 2004.5.20)


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