相手のイヤなところばかり目につく日もあったけど その無数の文句を飲み込んでいた日もあったけれど それは おたがいさま。 きっと彼はもっともっと飲み込んでくれていた。その見えなかった優しさの一個一個に時間をさかのぼり逢いに行っては ごめんごめん、ありがとね、って 言いには行けないけれどそれも おたがいさま。 おたがいがおたがいを試して、かなりスパルタな教師にして この一筋縄ではいかない授業を乗りきっている途中のクラスメイト。 クラス替えまでともに白髪の生えるまで 自分からおたがいもっとも遠い遺伝的要素をわざわざ持つ同志として ゆるく化学反応して何かを生成して行くしか 卒業証書を貰う近道なんてなさそうです。
苗字が変わろうが左手薬指に輪っかをはめようが どうしようもなくコドモでしかなかった自分を恥ずかしく懐かしく思い出しながら
なんだかんだでまあ ありがとう365×23です。
|