2011年12月27日(火) |
焦りと不安もあるっちゃあるけど、今ある幸せを思う一年 |
受験、震災、身近な人の老いや死、など いつも身構えたままの心でめまぐるしく過ごした一年だった。 色々な情報を見極めかきわけ選びとって 疲れたり感動したり。
でも、 今、恵まれてあるもの、今、一緒にいられること、あるいは今、一緒にいられなくてもつながっている気持ち、など 大事なものを大事に思うことの大事さを身にしみていた一年だった。
昨日、スキー合宿帰りの娘が本屋さんに寄り道して買ってきた K.Kajunsky著『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(PHP) 面白い!この本、面白いわ! こんな可愛くてお茶目な奥さんと、温かく見つめる優しい夫、理想の夫婦じゃないでしょうか!
※ここ数日の近況 というかまた例によって家族観察。
☆義母のほうにご無沙汰してしまっている。でも新しいヘルパーさんも年配とはいえ良さそうな人だし (ただ、交通費申告のことでちょっとトラブルになりかけた。夫が微妙な感じでなんとか収めた) 義母自身もデイサービスでの他人との交流を楽しんでいるようだし その点では安心している。 正月に兄弟夫婦と共に会うのを楽しみにしている。
☆実家の母は祖母を、今いるホームから年明けに引き取るつもりだということで 心配はあるのだけれど 新しく契約予定のデイサービスは認知症の人に対応できるところだと聞くし やっぱり在宅のほうが今は祖母も母も精神的に安定するのかもしれない。 ただ、両親も歳は歳なので、 私ももう少し母の心身サポートに微力協力できるようにしたい。
☆先日、娘を久しぶりに祖母に会わせることができて(私も久しぶりだった)よかった。 母から聞いていた日頃の寂しそうな雰囲気はその時はなくて 祖母はにこやかにしていてくれたので、 やはり子どもの力というのは大きいものがあるのかもしれない。 学校行事や部活でまだまだ忙しい子だけど、祖母の人生のごく一面を垣間見せてもらえて、何かを感じられたのではないだろうか。 また会わせたい。
☆クリスマスをまたいだ、娘のスキー教室は、予想以上に大変楽しかったらしい。 三泊四日の志賀高原、ほとんど毎日全日スキー三昧で、ボーゲンくらいはできるようになってきたという。 現時点では、北国育ちの私よりも、多分よほどまともに滑れるようだ。 夜は夜で旅館の美味しくてボリュームたっぷりの食事をいただいても部屋でおしゃべりしながら食べるお菓子は別腹だったとかいうし (ああ、だから、こころなしか太ってきた?) クリスマス会でビンゴやプレゼント交換や女装ショーや軽音・演劇・ダンス部の出し物がすごく良かったと。 ○○さんって超かわいいんだよ!○○君ってすごかった!という報告を 帰宅してからの入浴中にびっちり延々する子どもを見ていると 無事に参加させられたことが有難くてしみじみした。
☆娘が旅立つ前の日曜日にも乾杯してクリスマスのパイシチューやチョコレートケーキを食べたけど、 イブにも息子と夫と私の三人で乾杯してチキンとチーズケーキを食べた。 ケーキを食べながらでも世界史の暗記を片手でちらちらめくる息子には胸が痛いものを感じるが。 しかし 男のひとは、どうしてこうも口数が少ないのか・・・。 夫がユニクロで自分用と息子用のあったかフリースパンツを買ってきて(色違い) それが息子に気に入られたのは良かった。 あまり多くを語らないけれど時折えくぼを見せる、 それを見て安心したりする。
☆息子はこの秋〜冬に受けた模試も、ことごとく絶望的な判定だったようなのだけれど、そのせいなのか、 ここにきて、録画アニメを観てたり、PCで遊んでたりする。 さすがに気持ちが折れてきて、諦めたのかな?どうでもよくなったのかな?と思いきや、センター用の数学や生物の過去問をやはり開いていたりする。 よく分からない。 ダメモトでもう一回やってみるというにはあまりに他に犠牲(大学の単位がむしろアブナイ、等)を強いるのがこの再受験だから 親としては、 諦めるなら諦めると宣言してくれて、すっぱり気持ちを切り替えて 今いる学校の生活をしっかり充実させて欲しいし 諦めないのなら、結果を全く悔いなく受けとめられるように、全力尽くしきって 死ぬほど足掻いて寸暇を惜しんで、やれることは全てやってみて欲しい。 あとでまた「やっぱりまだ努力が足りなかった気がするから、また受験したい」とか言い出されたらもうね、本当に、キレそうだ。 もっとも避けたいのは、一次の足切り点を超えられないという不完全燃焼な結果だろう。(去年もギリギリ綱渡りだったんだから、有り得る) でも、そう単純に割り切れない気分なのかな・・・。複雑なんだろうな。揺れてるんだろうな。 自分に対する甘えと厳しさとの間で。
あーあ。家族で心置きなく遊びたい、心置きなく風邪引きたい。 早く春休みにならないかなもう。 なんてことを思えるそもそもの恵まれた命に、感謝しつつ。
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