気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2011年11月30日(水) 繋がりながらわかれて歩く子を見ているありがとう。

息子、19歳の誕生日。

あのころ私は腰がとんでもなく痛く、
自分の身に初めて起こることを待ち遠しいような怖いような逃げたいような早く見たいような
気持ちでもいて、

実家から来てもらった母や
近くにいた祖母や親戚のみんなに手伝ってもらいつつ
当日は義母も駆けつけてくれて
従兄弟も妹も祝ってくれた、


出産後は痔の痛みや母乳マッサージの痛み以外は恙無く過ごせていて、

いま思えば本当にありがたい。

しかし、出産直後の、まだあの子とは部屋が別のベッドで
深すぎる眠りの中で見た夢は、
それまで全く経験したこともないような。

自分の身体がまるでブラックホールに吸い込まれかけているかのように
小さく小さく極小の立方体になっていくような
そして世界も宇宙もこの身に合わせて小さく縮んでゆくような
妙な感覚。

数日後、夢かうつつか昼か夜かわからない乳児との生活のなかで
支えられながらも
ちょっとした夫婦間の色々で泣いたり
また慰められたり

なんだかんだがあったけど、

あれから夫も私も
子どもに何かを教わりながら
少しは成長できたと思う。

繋がりながらも新しい別の人生を歩いている
子どもはいま
プレゼントの洋服やお菓子を前に微笑みながら
今日の経済学の復習を
耳に英語の歌を流し込みながら
コーヒーのみながら
だらだらとやっている。

ケーキがあるからおやつは食べ過ぎないように。


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