| 2008年11月30日(日) |
当たり前に好きで十六 |
布団の中にギリギリまでいるくせに、 目覚まし代わりにかけてるらしいラジオがうるさいし 携帯のアラームもうるさいし 顔洗ったあと鏡の前でいつまでも髪型を気にし 制服のネクタイ結びながらも頬っぺたのニキビを気にし ご飯食べながら日経朝刊に見入ってトイレの時間が少なくなるのを私に心配され その間に娘に「お兄ちゃんの耳、柔らかーい。かわいー」と触られるのを微笑でされるがままにし 常にエクボがあり 私に「世界一ネクタイが似合う」と言われ照れ また歯磨きが長く のんびりしてる割には駅まで自転車で行くといい (また駐輪したまま帰宅して撤去されて3000円払うはめになるのでは?) 玄関出たあと私に手を振り返すのを急いでいても忘れず 帰宅してやはり「やべ、自転車を置いて来ちゃった」と言い 部屋に置いてあった携帯をチェックしながら時折くすっと声を出して笑ったり (友達を誘ったり誘われたり教えたり教えられたりしてるのは私も知ってる) ホットココア出してやると「ありがとう」っていつも笑い、 明日からテストだという時でも居間のノートパソコン開くのは忘れず 台所からカウンター越しに覗くと、ニコ動だとかの滑稽な動画でまたヘンな声を上げて笑っていて かと思うと将棋ゲームやってたりi-tunesから何か取り込んでたり かと思うとウィキで妙にマニアックなことを調べてたり 「もう目に悪いから、いい加減仕舞いなさい」というと、ちゃんとシャットダウンしきれてないのに電源抜いてたり テスト勉強も絶対に好物の社会科から手をつけるし でもしかたなく出してきた数学のプリント解きながら i-podに繋がれたスピーカーから大音量流してたり 時々それに合わせて歌ってるし 「それ変った曲だね」というと「和訳すると詞がすごくいいんだ」と語りだして数学がソッチ退けになるし これからご飯だってのに帰宅途中に買ってきたお菓子を開けてるし、 ご飯では好物から先に食べちゃってるし 娘の持ってきた小学校の集金袋見て懐かしがり 小学校の思い出に兄妹でひとしきり花咲かせ したり顔で歴史を語り 地図帳を見たりするとまた時間を忘れるし 「お風呂に先に入るなら早く入って」と言っておいたのに まだ歯磨きしてるし 入ったら入ったで入浴時間は長すぎるし 出てきたら娘が「背中あったかーい」とおぶさるので微笑でされるがままになってるし 水飲みすぎるし 口笛で音階を奏でられる娘のことを褒めながらも 自分は指パッチンを連続高速で鳴らせるし、 いつの間にか手の指は細っそりと長くなってて 私の覚えてるプニプニじゃなくなってて それで握手を求めたら微妙な表情で握り返すし 肩を揉んでやったら結構嬉しそうだし ニュースを語りだすとまた長いし、でも面白いし 誕生日で娘から手作りのプレゼントをもらい含羞の笑みが可愛かったし (でもって他の家族の誕生日のときには彼はいつもキャラメルかチョコレートをくれる) 生まれた時や小さい時に住んでた家や友達のことで私や夫の話を聞くとまた非常に懐かしがり
ずっと彼に居てほしい、でもそれは必ずしも物理的な傍じゃなくてもいい。 良いと思うことを選びとれる人になって選んでそれでもワケ分かんなくなったら 私たちが当たり前に彼を好きだということをベースに思い出して、 そんな風に当たり前に好かれている自分自身を好きでいながら当たり前に他者を好きになって進んでってほしいと思いつつ、
16歳おめでとう>息子 2008.11.30
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