気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2004年08月08日(日) 子の心、親知らず

息子が楽しい修学旅行を終えてまもない今日、
学校の宿題として出てるその旅行レポート、忘れないうち早く書いてしまいなさい、と
私はうるさく言った。
そしたら案の定「親に言われるとやりたくなくなる」と言って頑として聞かない。
じゃあ、とほおっておくと、やっぱり、やろうとしない。
こっちはやきもきしている。来週からはまた塾の合宿と、夏期講習後半、が控えている。なにせ天王山。
だから学校のは、私の目の前で、軽くサッサと片付けてしまって欲しい。そうしないとこっちが落ち着いてイベントを持ち出せない。
今週は、ほかに「お出かけ」(場所未定)や「自由研究」(簡単な制作の予定)も、こなさなきゃならないんだから。
で、やっと一枚、半日もかかって重い腰をあげて仕上げ、その完成したB5の紙を小さく小さく畳んで、おもちゃの飛行機に載せて、
私に飛ばして、見せに来た。なに可愛いこと、してるのか。
知らずに開いてみると、なんとその宿題で、なんで学校に出すものをこんなに畳むかと思いつつ、出来はなかなか良かったから、スゴイと誉めた。
ところが。
そのあとも引き続き、その提出物を飛行機で遊んだらしい。挙句、どこかに置き忘れたらしい。「なくなった・・・。」
散々探して、見つかったけど、苦労して仕上げた提出物を、遊んで紛失するなんて、
ばかじゃないの!と出掛かったのは我慢して、でも怒ったさ、そりゃもう呆れるほど連続射撃のように。
親の心、子知らずとはよく言うけど、ホントそうだね、と。
この夏休み中に、子供の宿題・受験勉強・遊び・諸々うまくこなせるか、こんなにこんなにこっちは気を揉んでるのに本人が真剣味が足りない。
(しかし、因果は巡るというか、私も中学の頃、親を巻き込んでやっとやっと仕上げた折角の宿題を、提出日に持参するのを忘れて、母に激しく叱られた。なぜあそこまで母が怒ったのか今ならよくわかる)

でも私が大人げ無くふてくさっていた夜になって、息子が涙で訴えた。「僕は自分に自信が持てなくなっちゃった、受験のせいで」
あ、いよいよ何か来たのか、と思って聞き出した。
つまりこういうことらしい。受験勉強が始まる前の時代は、学校の授業では成績も結構良くて、自分って頭良いんじゃん、と自信があったのに
ひとたび塾の受験の世界の中で、習ってないことが急に出てきて、全国模試の結果なんかも、自分の偏差値低いし、
公立中に行けばラクなのに、その公立に不安があるばかりに、やりたくもない受験勉強して国私立受ける、もし受からなかったらどうなるのか、
落ちたら、まともに評価してもらえないのか。心配だ。しんどい。

そりゃあそうだよ辛いはずだよ。子供のほうがずっとずっとしんどいよ。というか、
そんな心配・そんな辛さを、子供に強いていることが「ホントにこれでいいの?この先どうなる?」と親は心配で辛かったけど、
それよりもずっとずっと子供の気持ちのほうが重いのよ。これ、あぶなく忘れかけてた重要事項。
しかも、親はある程度先を見越して「これがだめなら、あっちの道があるさ」とどこかで切り替えて考えていられるけど
子供は「今」しか見えてないから、だめだったときのことをイメージできないんだった。ああ、そこが盲点、不覚だった。

最近の息子のイヤに反抗的な態度や妹とのケンカのわけが、ちょっと見えた気がした。
ぐらぐらしている自尊心を立て直したくって必死だったんじゃないか。
気が付かなくて、ホントに、悪かったと思う。そんなふうに自信を無くさせて、済まなかったと思う。

それでせめて私と夫は息子に話した。
努力した結果、たとえ中学受験が失敗したとしても、その過程で得た学力とか人生経験は無駄にならないよと。
今の学校の現状は個人がどうこういってもすぐには変わらないのでこっちは良かれと思う努力を尽くすだけ。
でも、受かった学校でヒトの価値が決まっちゃうわけでもないし、将来が決まっちゃうわけでもない。大事なのは努力した事実。
ただ、2月6日までは、とりあえず、公立中は無いものとして考えていたほうが勉強に身が入るし、苦労を先取りできる、ってだけのこと。
落ちたときバージョンの考え方もちゃんと別途用意しておけるんだし、それは2月6日以降、落ちてからいくらでも発動できるし、
どっちみち親にとっての子供の大切さはどうでも変わらないんだよ。今はあんまり信じられないかもしれないけど。



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