気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2004年04月07日(水) で、その夕方、息子のこと

娘の入学式の日の夕方は、もらってきた教科書やら工作板やらに名前を付けたり、提出書類を仕上げたり、こまごました用事がごっちゃりあって、
でも息子の仕度は、クラス替えもないので、数字の5を6に書き換えるだけでいい・・・はずだったのに
「実はボクも学校で使ってる道具箱がなくなってるんだよね」って今更いうもんだから、「自分で買っておいで」と言おうと思ったけど
私も用事があったからついでに近所の文房具屋さんに行って「お道具箱ください」って言ったら、おねえさんが組み立て式のを出してきた。
なんの疑問も無くそれをもらって帰宅して息子に組み立てをやらせたらうまくできない。
止め具がうまくパッチンとはまらないのだ。
これは・・・考えられることは 1、部品が間違ってる 2、もっとなにかコツがある 3、金槌など、ほかの用具が必要
どうなんだろ。もう一回さっきのお店に行って、「これってどうやって作るのか」訊いてみなきゃ。
でももうすぐ夕食準備だし忙しいしメンドクサイしー。
それで、だいたい元はといえばこんなものを息子が紛失するからいけないんであって、息子が自分で現物を持参して訊いて来るべきなんだと気付いた。

そしたら彼は「なにをきいていいか、わかんない」とのたまうし。どうもこうも、ききたいことをきけばいいのさ。
今自分が知りたいことをきけばいいんだし、何を知ればこのお道具箱が完成するのかわかるでしょう。
そしたら彼は「いやだー、行きたくないー!自信ないんだよおー!」って、赤ん坊の如く、わーわー泣き出すに至る。
そこで私は優しく「じゃあ一緒にいってあげる」等とは言わなくって、ますます意地になってというか、ここぞとばかりに
「6年生にもなって、お店の人に聞きたいことも訊けないんでは、この先人生どうするのよー!絶対大丈夫だからとにかく行ってきいてみなさい」
もう、情けない。
「なんてきけばいいのか、メモする」っていうからますます腹がたって「スミマセン、この箱の作り方教えて」でいいじゃん!ってちょっと怒った。
ここまで意気地無し、ここまで応用力無し、なんだったの私の11年間のしつけは。一時間以上すったもんだして、心を鬼にして玄関の外に追い出す。
とにかく、向こうに行ってしまえばなんとかなるって!「渡る世間に鬼は無し」なんだから。

と言いながら、帰ってくるまでのおよそ30分、ながーく感じて、いろんな悪いパターンを思い浮かべては胃が痛んだ。
店でただ泣きじゃくって何も言えないでいるとか。または、そこまで行くことさえ出来ずにどこかへ放浪しているとか。泣きながら車にはねられてるとか。いろいろ嫌な想像。

そしたらケロッと帰ってきた息子、「なんか簡単だったよ。めいっぱい力入れたらいいって聞いて、できたよ」
・・・・なんともいえない、脱力の瞬間だー。「案ずるより産むが易し」を学んで欲しかったとはいえ。
「可愛い子には旅させよ」なんだよ。でも最初の動機は自分が面倒だったからなんだけど。
嬉しくてお小遣いをやってしまったのは私にしては、かなり甘かったと思う。ていうかこの道具箱事件で貴重な夕方の時間を足掛け二時間も使っちゃったわ。


 < 過去  INDEX  未来 >


n-k [MAIL]