| 2003年02月08日(土) |
恐るべき無意識の行動の数々 |
この間よそんちでご馳走になったお昼、取り分けて食べるための、ヒジキの煮物の小鉢を、いつのまにか一人で抱え込んで直箸で食べていた。 娘に着せかけてやろうとしたジャケットに、なぜか自分が袖を通そうとして、はっとした。 子供のパンツを穿こうとしていることに気付いて苦笑するのは、ざらにある。だいたいが既に右足を通したあとだ。 銀行に行こうとしてるのに、途中まで道が一緒だからといっていつのまにか幼稚園の門の前にいたりする。 昨日は洗濯物を洗濯籠に入れようとしてゴミ箱に捨てるところだった。 これってなんだろう。ぼけ?
「頬づえをつかないで、ちゃんとお茶碗は左手で押さえて」っていってるそばから、自分はテーブルの下ですぐに脚を組んでしまう。 歩いてて何かの拍子にガラスに映った自分を見ると、すんごい猫背で慌てる。 無防備にだらーんとしちゃいそうな身体も気持ちも、かなりの筋肉の力や理性の力で矯正しているおかげで、なんとかちゃんとなっている。
大人になってから初めて、というか生まれて初めて、親きょうだい以外の人の前で、おならしちゃった。 夕食後、ちょっと眠くてソファにもたれて半分うたたねしていたときだ。夫は傍でテレビを観ていた。 音を発する予定じゃなかった。うまく静かに静かに排気だけの筈だったのに、最後の詰めが甘かった。 短いけれど、どうにもごまかしきれない感じの、P音じゃなくて、B音だったことが、その瞬間を闇に葬り去ってしまいたかった。 それで顔を上げられず、「あーら、ごめんあさーせ」と開き直ることもできず、意識が無いという演技をして体裁を取り繕う為、寝た振りを続けた。 夫が寝室に去っていくまで、ずっと寝た振りを続けた。そしたら押し付けていたアゴと、正座していた足が、痺れて痛かった。 あーあ、夫の前では一生おならなんかしない妻(いや、おなら「だけは」しない妻)でいたかったのに!
これが子供だったら、ただカワイイ。べつにハナが出ようがガスが出ようが実が出ようがカワイイで済まされる。 大人なんだからちゃんとしなくちゃいけない。 でももし。歳をとって、だんだん幼児化して、こんなふうに、身体が勝手に無意識にやることを、頭脳が制しきれなくなって、 夫の前で野放図もなく耳やら鼻やらほじくったり、でっかい口であくびしたり、するようになったら、すごく嫌われそう。 そう、ぼけるのはコワイというのは、なにがコワイって、この無意識な無防備な自分の姿がさらされることが一番コワイ。 でも逆に私は。もし夫がそんなんなっても、全然平気だと思う。愛しつづける自信はあるよ!(あるよ あるよ あるよ)←エコー
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