気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2002年10月07日(月) ひた隠し?

色覚異常は伴性劣性遺伝なんだそうだ。
染色体にはXとYがあり、XXだと女に、XYだと男になるけれど、そのXに色覚異常の情報が載る。
女は、ふたつあるXのうち、ひとつだけ異常なら、もうひとつの正常なXが抑えて、症状は出ない。保因者になるだけ。自覚もない。
男は、Xが異常であれば、それをYは抑えられないから、症状として出る。
だから色覚異常は圧倒的に男性に多く、しかもそれは母(保因者)から受け継いだXによることが多い。

息子が色覚異常だと知ったと同時に、自分がその遺伝子の保因者だと私は知った。さらに同時に、娘も五分五分の確率で保因者かもしれないということも。
我が子らの子供(将来の私の孫)はかなりの確率で、色覚異常が出るか、または保因者になるか。

そのことを息子は、そして娘は、いずれ知る。知る必要があるだろうか。知って悩むなら知らないほうがいい?いや、知らないでいてもあとで知るだろう。
結婚相手が保因者だと、子供に出る確率はさらに上がる。だからといって保因者を避けようとする努力なんて意味がない。そういう差別はとりもなおさず自分のマイナー性を一切否定してるのと同じ、人間を否定してるのと同じ。ある意味自殺行為だ。
というか、避けることなんて不可能じゃないか。女子の10人に1人は保因者なのに。
しかも自分では気づいていないのに。
逆に我が子も、この遺伝子を理由に、結婚差別されるシーンがあるだろう。自分自身が結婚とか子孫を残すことにネガティブになってしまうかもしれない。
でもそんなこと言うんだったら、
私は太る体質だからとか、花粉症だからとか、食べ物の好き嫌いが多いからとか、下戸だから、音痴だからとか、猫はいいけど犬は苦手だからとか、ブランド物に興味もてないからとか、どっちかというとガンコな性格だからとか・・・言い出したらキリないけど、
だから結婚しないとか子孫を残さないほうがいいなんて考える?

マイナーな遺伝子だからって隠すことなのか?隠すよりも、こういう特性だと言って互いに理解し合うほうがいいのでは。
でも、隠させているとしたらそれは誰?
隠さなくちゃいけないような世の中があるとしたら、それを崩していくのは、
マイナーな感覚を受け入れるメジャーの感覚を促すには、
マイナー自身がマイナーを恥じてはいけないし、メジャー側が恥じさせてもいけないし。

だけどこの件を、息子にも他人にも、「隠し通そう」と言う考えもある。なにもわざわざ自覚させることもないし、周囲に言うこともない、就職・結婚、不利になるようなことは極力隠す。・・・・と。
?だけど、それで済むのだろうか。

自分の見え方がほかの多数の人とは違うことを自覚し、それを周りにも理解してもらうことは、必要なんじゃないだろうか。

色覚異常は、人の価値評価に全く関係ない数ある特性のひとつでしかない。
「あってはいけないこと」なんかじゃない。
このことを、自分も周囲も肯定し受け入れる、ことを勧めるほうが、幸せにつながるのでは?
子供に何時、どのように、このことを認識させるか、どういう考え方でこの色覚異常というものと付き合っていくのか。

人として大事なセンター部分をただ覆っている単なる皮のところに目を奪われて、みんなと同じじゃないものを恥じたり排除したりするような感覚を、廃していかなきゃならない気がする。
(続く)


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