| 2001年10月17日(水) |
お布団のような母のようなエンヤのうた |
「PAINT THE SKY WITH STARS‐THE BEST OF ENYA」 娘を出産する頃、妹にもらったエンヤのCD。 今も、体や心が疲れたら、引っ張り出してくる、お布団みたいな存在。
またこの音・この声の重なりに身をまかせて目をつぶって聴く。 なんでこのシンセや弦楽器が規則正しくある音階を奏でているというだけで、 なんでこの女声が高く低く強く静かに重なり合って響いているというだけで、 それが空気を震わせて耳まで届いているだけで、この涙腺が影響をうけるのか。 この脳にこんなに景色がうつっては消えてくのか。 自分がはるかかなた上空にいる小さな元素の風になって新月のようなまるい地平線をみているような。 栄養ゆたかな土のなかから小さな虫になってたくさんの暗い木々をみあげているような。
いろんなことを思い出して思いをはせる。 期待。ときめき。陣痛。恐怖。達成感。疲労。搾乳。やわらかい子供の肌。腰痛。
優しくしてもらったこととか。幸せだったこと。緊張したり安心したりしたこと。 言葉に出来ない不安。とどかなかった思い。誤解された悔しさ。こだわり苦しむ心。 満たしたり満たされたりした嬉しさ。遠くから静かに送られた念。送った念。 矛盾・・・・自分の、家族の、友達の間の、世界の、ヒトの、いろんな矛盾。 残酷な出来事。奇跡のような出来事。 美しいこと、醜いこと、高く飛べる意識、低く沈む意識。この体、この胸、自分、他人。
昔のこと、これからのこと。 子供だった頃のこと。母のこと。 我が子への思い。よその子への思い。
なんでも思い出させてくれて、それを全部つつんでくれて、母のような音楽。 この音楽のように成れたらいいのに。
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