| 2001年09月20日(木) |
何の罪もない、やもり(だか、いもりだか、とかげ) |
居間の窓の曇りガラスの外側に、よくやもりだかいもりだかとかげだかが張り付いてた。 長さ約5センチ、小さい手足に5本ずつある指先に、ピンの頭みたいな吸盤がある。 いつのまにかぺったりくっついて、じっとしている。「あっ」と思うけど、窓の外だし、別に害はないし、 あんまり関わりたくないから、見なかったことにしてた。 でも娘は見つけると「やだよー!怖いよー!」とすくんでしまうので、夫が少し水を掛けたら、 その後しばらく来なくなった。
どこかにいるだろうなとは思ってたけど、網戸を開けない限り浸入しては来ないだろうという安心感から、 念頭にのぼらなくなっていた。
それにしてもどういう気持ちでやもりだかいもりだかとかげは(以下、「やもり」と呼ぶ)、我が家を覗いてたのか。 それとも覗いてなくて、ただ居ただけなのか。それはどうでもいいけど、
今朝、食事を並べる前に食卓を整えようとしてティッシュケースをよけたとたん、その下から、 それが、飛び出た。 うそ!なんでどうやって入ってきたの! ひゅって走り出て、あたふたと高速でやもりが巡っている様子、それを見たとたん、 今までの寛容な心構えはどこかに消えて、 条件反射的に、手にもっていたティッシュケースをその上に振り下ろした。やもり絶命。
こうして私とやもりの淡い関係には終止符が打たれた。人間の私が本性を現して。 どうしてやもり、うちなんかに出入りしていたんだよ・・・。 常日頃から子供には「一寸の虫にも五分の魂」みたいなことを言ったり、蜘蛛を見逃したりしてても、 いざとなると脳裏にハイパー高速で次のようなイメージが浮かんで、 「やもりとともにすごす自分達・・・やもりが手から足からのぼってくるー、はりつくうー、つかまえて逃がそうか・・・いやーきっとしっぱいするー、そしてどこかに潜んでまたいつのまにかひょんなとこから出てきたりするー、こわー・・・」 そしてやもりなんかよりもっともっと恐ろしい殺戮行動を瞬時に起こすヒト。
蜘蛛の糸っていうお話だと、大悪党が生前に唯一やった善行(蜘蛛をみのがしてやった)をお釈迦様がおぼえてた。 私の場合、かりに極楽にいっても、「ちょっとまった!やもりのことは?」とか言われて、 地獄に戻されたりするのかもね・・・。
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