意外なお客サマ - 2003年09月05日(金) 最近、練習してる時にボーっと壁を見ると、 1匹のハエ捕り蜘蛛がよくいる。 またいるよ・・・・・・ 2、3日前に発見してから、毎日いるんだよね。 まぁピアノ部屋は密閉されてるから、出るに出られないのかもしんないけど。 いっつも、壁伝いに降りてきて、ピアノの端っこの方でかなりの間静止。 しばらく経つと飽きるのか、姿をみせなくなる。 ってのを見てて、ふと小学校の頃のことを思い出しました。 小学校何年生ぐらいの頃だったんだろう。。。 当時私はマンションの4階に住んでいて、ピアノの部屋は一番角、 ピアノを弾きながらも、隣のマンションの壁がよく見える場所にありました。 夏休み、いつものように 「だ〜りぃなぁ〜〜〜〜」 と思いつつ練習をしている中、 ふと窓の外を見ると隣のマンションの壁に1匹のセミ。 「ミ〜ンミ〜ンミーンミーン」 全く、人が練習してるのにうっるさいなぁ。 セミにしてみれば、「そんな事知るかいっ」って感じのことだったろうけど。 まぁ、セミごときを気にしていても仕方ないので、 またダラダラと練習をしてみる。 しばらくすると、セミは微動だにしなくなり、 そのうち何の声も聞こえなくなってしまった。 え?!もしや死んじゃった?!?! (セミは、死んでも壁にとまったままでいられるのか?!) なんだかとってもセミが気になった。 かといって、隣のマンションまで出向いて確認するわけにもいかんので、 また仕方なく練習再開。 ちらちらと隣の壁を見ながら・・・・(つーか集中しよーよって感じ?) しかし、時間が経てども経てども、一向に云とも寸とも言わないので、 こりゃやっぱお亡くなりになったかな。。。あらあら。。。 そろそろセミのことは忘れようと思った。 しかし、そうなったらなったで、今度は 「あの死骸はいつまで壁にくっついてんだ?!」 気になる気になる・・・・ 結局また壁から目が離せず・・・・ それからどれぐらいの時間が経ったのかな〜。 そろそろ次の曲を練習してみようかと、曲を変えて弾き出した時・・・・ うぉ。セミ生きてんじゃん。 いきなり壁から飛び立った。 全くビックリさせないでくれよ。。。(ー。−;) まぁ、でもその後は壁を気にしなくてよくなり、無事練習も終了♪ とここまでなら、なんの不思議もない話なのだけど。。。 なんと!!! 驚いたコトに、そのセミは次の日もその次の日もそのまた次の日も毎日毎日、 同じ曲の時にやって来ては、壁にとまってじっとしているじゃないですか!! そして毎日同じように、次の曲に移ると飛び立ってゆく。 ピアノを聴きにくるセミだよ〜〜〜〜〜!! 小学生だったあかねこは、とても興奮した☆☆☆ 毎日同じセミだったかどうか100%確かではないけれど、 私は同じセミが毎日来てくれてたと、今でも思ってる。 そして、夏休みも終わりに近づいてくると、セミは姿を見せなくなった。 今度こそどっかで死んじゃったのかな。。。 なんだかとってもさみしかった。 押されて押されて押されて、ひゅっ、っと引かれる 「押してダメなら引いてみろ」 の恋愛術にちょっと似てるかもしれない。 あんなに毎日姿を見せてくれたあなたなのに、一体今どうしてるの!? 気になるじゃない!! てな感じ(ワケわかんない??) こんな変な話に例えなくてもよいのだが(全くだ。。。) とにかく、もう私の日常となってしまっていたことが、 忽然となくなってしまうと、なんだか心の中にぽっかり穴があいちゃったようで、とてもさみしくなったのよねぇ。 とまぁ、こんなコトを、 最近うちに出没するハエ捕り蜘蛛を見て思い出したわけよ。 あぁ、ノスタルジック、、、 -
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