冬矢日記

2006年09月17日(日) 相変わらずのスクエニクォリティ

ようやく再出荷が始まったDS版FF3を購入。
プレイ前にちょろっと攻略ページを覗いてみたんですが……アイテム増殖裏技とかいう危ない単語が見えるのは気のせいでしょうか(笑)

それもFF3の醍醐味………って、んなわけねーな。ちゃんとデバッグしましょう。>スクエニ

初期ロット以外では直ってると嬉しいんですけどね。


〜読書な話題〜

日記をあまりにもサボりすぎたせいで何を読んだか軽く忘れてます。
とりあえず記憶が残っているところから。

・グロリアスドーン1 少女は黎明に歌う
 著:庄司卓 刊:HJ文庫

イラスト(四季童子氏)に惹かれて購入。

内容はSF+美少女+ラブコメ。とりあえず「宇宙船が女の子の形してる」っていう設定が良い感じに腐(検閲削除)で。
まあ本当はもっと細かい設定なんですけどね。ライトノベル向きにアレンジしてるという感じでしょうか。

文体も安定してて、つまらないということはないんですが、さりとて面白いか?と聞かれると微妙な感じ。庄司卓氏の作品はトゥインクル☆スターシップのみ読んだことがあるんですが(途中まで)、何か似た印象を受けました。キャッチーなキャラはたくさん出てくるんですけどね。

あと、ティセのキャラで「ツンデレ」とアオリをつけるHJ編集部はどうかと思いました。最近は猫も杓子もツンデレかよ。

個人的評価 中の下


・イチゴ色禁区 (1)夏の鳥居のむこうがわ
 著:神崎リン 刊行:角川スニーカー

オリエンタルファンタジー。……失礼。要するに霊だとか神社だとか寺だとか巫女だとか、そういった系の日本的不思議系ストーリーです。舞台設定は現代ですが。

本文にかなりクセがあって読みづらいです。主人公の一人称視点(文体自体は三人称)で話が進みますが、いちいちギャグっぽい主人公の独白があるせいか、テンポが殺がれる感じ。
世界設定もちょっと説明が不足気味。主人公たちの属する組織が何者なのか掴めません。

オチも「主人公の不思議な力がドパァーで大団円ー」なタイプで、ご都合主義が強すぎる感が。

個人的評価 下の中 サブタイどおり(2)も出るんでしょうが、多分買いません。


・多重心世界シンフォニックハーツ 上.独声者の少年
 著:永森悠哉 刊:角川スニーカー

多重人格が当たり前、常識になっている世界背景で、その常識に馴染めない「1つしか人格を持ってない」主人公を描いたストーリー。近未来的なSFで、地球以外の惑星が舞台です。

上と銘打っている以上下が出るわけで、当然話としては全然終わってません。大きな謎が解かれたところで以下次巻、って引きは良かったと思います。その「謎」についてはまぁ………SFっつーよりファンタジーだなと思ったり。

背景世界の「多重人格が当たり前」の世界について、少し練り込み不足な気がしました。元々視点は主人公視点なので、「多重人格が当たり前」が「おかしい」と感じられるような文章は正解なんでしょうけど、それにしてもちょっと強引過ぎる設定かなぁと。

あとは登場キャラがちょっと多すぎますね。出てくるキャラはほとんど多重人格なので、キャラ数×人格分の口調書き分けが必要になるわけですが、あまり出来てないのかなという印象でした。

個人的評価 中の下 それなりに結末が気になるので下巻は買うと思います。


それと、関係ないんですか上記2つの作品に関して。
角川スニーカーはもうちょっとオフィシャルページの整理をしてください。必要な情報が見づらくて困ります。先月刊行情報の↓に今月刊行情報ってのはどうなんですか。


・ジャストボイルド・オ'クロック
 著:うえお久光 刊:電撃文庫

うえお久光氏久々の文庫新刊。単行本では出てましたけど、手を出してなかったので僕としては本当に久しぶり……なのはいいんですが。
新シリーズかよ。悪魔のミカタはどうしましたか。あのIt編の苦行からそろそろ丸2年ぐらい経ちませんか。
と思って検索したら13巻のIt/MLNが2004/7で、とっくに2年過ぎてますね。It編はサイドストーリー色が強いので、本編は3年ぐらい進んでないことに。

閑話休題。

人間が一度滅亡寸前に陥ったあと、「家電」と共生するようになったというSF的世界背景。ここでいう「家電」は意思を持ってて、人形ボディにもなったりするので、ロボットとかアンドロイドとかのイメージが近いですが、作品内ではロボやアンドロイドとは明確に区別されてます。

まず最初に思ったのは文体がちょっと変わったな、ということ。「」の後ろに人名を書く(例:『「どういうことだキバヤシ!」ナワヤ』みたいに)、助詞がない(『キバヤシの断固たる口調にナワヤ驚く』とか)等、何かSFとかファンタジー翻訳小説っぽい手法だなと思いました。意識して変えてるんですかね?

相変わらず話の作りは上手く、大団円にしつつも、続きが出せないこともないかな?くらいの引きを残してます。最後の最後、クライマックスでタイトルの「ジャストボイルド・オ'クロック」という言葉を効果的に使ったところが好印象。

好きな作家なので、これを機に文庫にも戻ってきてくれると嬉しいですが…

個人的評価 上の下


・灼眼のシャナXIII
 著:高橋弥七郎 刊:電撃文庫

シリーズ13作目……っていうか前回の話もう覚えてないんですが。このシリーズ定期的に番外編をはさむ(たまにナンバリングタイトルで番外編をやらかす)せいで、話が繋がらなくなることが多いんですよ……

内容としてはXIIの直後からの話。あれだけ気になる引きで終わらせておきながら、何か尻すぼみに事件が収束してて消化不良。つまり何がやりたいエピソードだったのか不明。零時迷子の謎を解き明かしたかったのなら中途半端。忘れかけてたとむらいの鐘に再スポットを当てたかったのならそれなりに成功、でしょうか。

しかしシリーズもここまで進むと、そろそろ方向性のようなものが見えてこないといけないと思うんですが、このシリーズはその辺がまだまだぼんやりしてますね。何となく場当たり的に話を考えてるような印象。いい加減長く続きすぎてるので、そろそろまとめに入ってほしいところです。

個人的評価 中の下 まあいつも通りといえばいつも通り


〜スポーツな話題〜

F1。

今更ながらイタリアGP。

フィジケラは9番手スタートから4位フィニッシュ。まあよく頑張ったってところか。
アロンソリタイア、シュー優勝で、コンストラクターズは逆転食らってしまったが。

で、そのシューが引退発表。
去年の時点で引退だと「落日」の印象が強かったと思うが、今この時期の発表なら「最後の一花」に見えるな。タイミングとしてはベストだと思う。2ポイント差に詰まったドライバーズタイトルも面白くなってきたし。

あと3戦。勢いは完全にシュー。アロンソは止められるかどうか。


プロ野球。

9/16の神宮球場でのカープ戦を観戦に行きました。
もう順位も決まって興味もなくなりそうな時期なのに結構入ってたなぁ。3連休初日というのもあるのかもしれんけど。

試合は先制されつつじわじわ詰めて、最後はあわやのシーンまで。好ゲームと言って良い。相変わらず先発になるとぐでぐでな長谷川とか、毎度のごとく制球難に陥る広池とかには目を瞑ろう。

しかし、球場で見ると、カープ二遊間が弱いのがわかるなぁ。特にゲッツー関係のプレイが不安定すぎる。3回もゲッツー崩れを残すのは良いこととは言えないぞ。



 < 過去  INDEX  未来 >


若狭 [HOMEPAGE]