(仮)耽奇館主人の日記
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2006年02月25日(土) どうしても思い出せないこと��

私の記憶力のよさは、自他ともに認めるところだが、それはあくまでも好きなものについてであって、重要な事柄やちょっとしたことについては、覚えていない時もある。
昔から、あんなことがあったのだけれど、本当のところはどうだったのかという自問がいくつかあって、オヤジとオフクロが存命のうちに聞いておけばよかったという悔いも同じようにいくつかある。
今回は、友達と焼肉に行った時、思い出したこと。
それは、昔、オヤジと二人で長野に行って、そこで狩猟のグループと一緒にキャンプをやって、「何か」を食べたのだが、それが何だったのか思い出せない。
毛が生えてて、ケモノ臭く、肉に味噌を塗って、炙って食べたことしか覚えていない。
イノシシだったのだろうか?
しかし、大人になってから、イノシシ、即ち牡丹鍋を食べた際、ケモノ臭さは同じでも、味わいが違っていた。
それに、オヤジのブラックな冗談がいつまでも耳に残っている。
ひとつ間違うと、私を食ってたところだ、と言ったのである。
ということは、猿だったのだろうか?
当時は、確かに、猿と同じように小さい子供だった。
横浜で猿を食べる機会はいくつかあったけれども、猿の肉を焼いて食べる機会は、現在に至るまで全くないので、味の確認が出来ていない。
みんなで囲って、「何か」を焼く現場は、オヤジと大人たちの大きい背中の壁にさえぎられて、ほとんど見えなかった。
だから、それ以上を求めるとなると、記憶から想像になってしまう。

・・・・・・

「鹿とかじゃないの?」と友達。
「いや、鹿じゃなかったのは確かだよ。鹿だったら、トロフィーを持ち帰ってるはずだからね」と私。
「つまり・・・仕留めて、それを食って・・・なんにも残らなかった?」
「そう」
そこで、私はニヤッと笑ってしまった。
猿の可能性が高いのだが、猿だったと言い切れないのは、自分でもなぜなのか分からない。
多分、この自問も、私の生涯の謎として、いつまでもつきまとうだろう。
それも人生の妙味だ。
今日はここまで。


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