美しい 江戸切子に注がれた 初めてのお酒と ひとつの旬に 凝らされた手わざを 頂きながら
清浄な けっして広くはない 9席だけの そのお店で ムスコを導いてくれる 大将と向き合った
技術は習得できるけれど 最終的には人間性です
そうなのだ 世の中には 美味しいものが どれ程溢れているか もちろん時には 価格と味は比例しない
そこに人が介在する限り 同じ空間や材料を使っても 伝えられること 或いは 伝わってしまうことは それぞれ違うはずなのだ
感応する 受け手の側にも それは言える ひょっとしたら 五感を超えた 七感でもって 味わうべきすべて
いい時間だった 我が子を送り出した 甲斐を感じ そこに導かれた ムスコ自身の感覚にも 改めて驚かされた
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