随分前に 購入していた 月刊誌に 床板が外された スペースの写真があった
古い家屋を 出来る限り 素人の手で改修して お店をするのだ という数ページを 繰り返し眺めていた
床板のない状態から と言うのが 当時のわたしの 常識を外れていて そんなのもアリなのだ と衝撃だった
それが 記憶のどこかに 残っていたせいか あの台風以前も 昔の浸水後 そのまま放置された 古い家屋を見ては お店を描いたりしていた
わくわく館でも 描いた夢は いつの間にか 業者寄りになって 泡と消え 今ではその建物もない
かと言って後悔はなく そのチャンスを しつこく窺っていた ワケでもなく あの台風がなければ 今回の古家をお店にとは 思わなかったかもしれない
堤防が決壊しないうちに 真っ先に浸かった この地域の中でも 一番低いところから 再生の歩みを 新たに始めること
それは 古い布の疵と格闘する リメイクの歩みの 延長上にあって わたしにとっては ランドマークのような 場所なのだった
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