ほんの小さいけれど 古家には庭があって しかもそこは 通りからは 直ぐに窺えない 理想の配置になっている
プランターを 壊しそうな勢いの パームツリーみたいな 胡桃の木と アダ生えの紫式部とを コンクリ庭から移植して
その都度 採って使えるように シソやバジルなど 食材に向く植物も なるべく野生っぽく 図り過ぎないように 植えたい
そうして 屋根の直った 小さなテラスに向いた ガラス戸を開けて 雨の音を聞き つやつやと濡れた 葉っぱを眺めるだけでも 飽きないように
いや 直らない今だって 既にそうしたいような 気配に満たされているから 後は作為によって 壊さないように 注意しなければいけない
相変わらず テラスで のたーっと 横になっている チビ猫たちを見ては そんな風に思うのだった
|