昨日帰ると 卵焼き用のパンが テーブルの上にあった
我が家に 初めてお目見えするそれは セラミックコーティングの 如何にもデキそうなやつで 欲しい と言っていた下のコが 購入したのだろう
使い始めの下処理とか 面倒なので そのままにしておいたら バイトから帰った夜に かちゃかちゃと それが始まった
やがて 昆布はどこだ 鰹節は と忙しく 漉すのに金網じゃなくて もっと目の細かいのがある と口だけ参加しながら 横になっていたら
完璧だ という出汁が まず出来上がり ほどなくして それはそれは美しい だし巻き卵が完成
外側は ほんのり薄く色づいて 断面はあまりにも綺麗 味は見かけ同様 丁寧で優しく どびきりよそ行きだけと きちんと家庭風
おかあさん いつも ごはんをつくってくれて ありがとう こんどは ぼくがつくってあげよおか
つたない字の メッセージをくれたのは いくつの時だったか 直ぐにでも やって来そうな今度に 思わず微笑んでしまったが
それはマントラみたいに あのコの中にあったようで ここにもまた 三つ子の魂 って気がして
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