朝 まだ利用者が 誰もいないとき ひとりになっちゃうけど 行ってくるね の声に顔を上げた
眼があったとたん 駆け寄ってきて ぼっぺをぎゅうっと 押し付けてのハグ だいじょうぶ と聞くと うんだいじょうぶ
あれは いったい 何だったのだろうと 暫く考えた やっぱり 辞めてしまうのだろうか
みんなが家族みたいな こんな職場はない と言っていたけれど 相談する相手によって 気持ちが揺れるようで 都会に出る らしいとも聞いた
人生をやり直すには 思い切ったリセットが 必要かもしれない それではまた 同じ繰り返しになる と他人は勝手に思うけれど 彼女を生きるのは彼女なのだ
あのハグには 気持ちがいっぱい 詰まっていた気がする これまで交わした 言葉だけでは 伝え切れない 溢れるような思いが
どんな選択をするにせよ きっと応援してあげよう もっと幸せになるために 格闘することを わたしだって さんざやってきたし これからだって 足掻いて行くに違いないから
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