肩口が冷える涼しさに日付けが変わった頃もそもそと起きだし何度目かのリベンジショートブレッドをひとかけら味見してミルクたっぷりの熱い紅茶を夢うつつのまま美味しいのを作ってとお願いしたそれはほろほろと優しく口の中でほどける寝ても寝ても取れない雑多な印象の名残りがしとしと降る雨の音と蟲の声だけの静かな夜に消えてどんなに条件を同じくしても必ず違うだろう一度きりのお菓子とこんな夜の贅沢また朝が来たら頑張れそうかな