二階の作業部屋までは 上がって来られないが できれば少しでも 賃金が欲しい という利用者がいて 悩みの種だった
何でもこなせるなら 勿論問題ないのだけれど 単純作業で しかも場所を取らず 納期は関係ない そんな内職を望んでも そうそうあるワケもなく
仕方がないので そういう人にも やってもらえるような 新しいアイテムを考案し 早速足りない材料を注文
一番簡単な工程は ただ袋にソレを入れるだけ もしもっと可能なら 染め紙を折ったり貼ったりと 能力に合わせて 三段階でやってもらえる
もっとも どんなに簡単だって 賃金分の仕事が 出来るとは到底思えず ただ施設に来て 無為に時間を過ごすよりは という苦肉の策
少し前なら 賃金分を如何に出すか ってのでカチカチだったけど ともかくお金にならなくても 何かすることを与えるのも 重要だと思えるようになった
特に自由に動けない人は 口で他人を動かそうとするから エネルギーを使ってもらわないと 周囲がすごく大変になる そういう意味でも 仕事効果は大きいはずだ
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