フル終わりで 買い物をし 飛んで帰って 揚げ物をしていたら ピンポンと玄関チャイム
仕方がないので とりあえず火を止め 出てみると 同じ地区の奥さんだった
何かと言えば 腰の手術で入院を予定していて 退院後のために ベッドを入れるので ダンボール箱に溜めた 手作りの袋物を整理したい というお話し
以前も 売ってもらいたい と言われて わくわく市の友人に 話しをしてはあったが その後地区のバザーで 少し売れたと聞いていた
また地区の催しに 使ってもらったら と提案すると この辺の人は どうもお高くて というニュアンス
それはわたしにも よおく判る こんなコトやってるのよ うわあ ってな風には絶対ならない せいぜい陰で 何か噂されるのがオチだ
こんなド田舎だけど その中でも 街中ってプライドが あるのかもしれない 一見親しく話していても それは通りいっぺんで けっして心底は見せない
ちょうど同じくこの秋 腰の手術を予定している 母よりも少し年上だろうか そんな年齢になって この土地に住むことの淋しさを 少しだけ引き受けたような 雨の夜だった
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