ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2009年02月16日(月) 父の物語

ふう
ようやく
綿入れが完成した

実に期間が掛かったが
それはたぶん
わたしが父の今を
受け容れるために
必要だったのだろう

夕べの夢のなかで
なんて酷いことをするのかと
わたしは父に訴えていた
その行動は多分にデフォレメされて
現実にはあり得ないのだけれど
声を振り絞って責めていた

思うように声が出ないので
何度も同じ言葉を
もっと強く
叫ぶように言わなければ
到底わたしの気持ちなんて
伝わる訳がない
まるでそんな風だった

途中でふと眠りが浅くなり
自分の声で起きたのだと判り
また眠りに落ちて続きを見た
父は病院に行って治療を受け
見違えるようになって
これから平穏な老後を送れるだろうと
わたしはほっとした

一連の物語となったその夢で
ようやく自分の中で
何かが完結したと思えた
まだ縫いの工程は
随分残っていたが
きっと今日完成させられる
これまで遅々として進まなかったのに
目覚めたときそんな予感がした

帰省から戻ってこっち
意識の上ではなんともなかったが
たぶん無意識では
今までにない位深いところまで
潜ってクリアにしなければ
先には進めなかったのかもしれない

よく普通に
日常生活を送っていたと
ようやく気づいた
もっとも
停滞している感はつきまとい
それが払拭できないのは何故か
苦しくて仕方がなかった

折しも昨日
年が明けて初めて
神社に参拝をした
清々しい気分に満たされて
ようやく
ようやく


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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