珍しく夕飯のあと みんなで揃って しばらくテレビを観ていた
なにかおやつをと思い 頂き物だけど減らない 卵ボーロみたいな 豆乳の軽いスナックを そのままでは物足りないので チョコを少しの牛乳で熱し とろーりとしたフォンデュにして 浸しながら食べた
それは予想以上に美味しくて 長い竹串で ざくっと突き刺しながら ワイワイやっていると リスが現れて スナックをひとつ 両手で抱え込んで がしがしと齧り始めた
んで いつものように しばしそうしたあと 突然手からポロッと落として まるでなかったことのように 興味は他に移り またしばらくして今度は 手をつけていない新しいのを チョイスして齧るのだ
まったくう と怒るわたしに 自分で選びたいんだよ と判ったようにムスコが言う 同じような場面は 何度も目撃しているので あえて与えられたものじゃなく というのは確かな気がする
それからも くるくると動き回るリスを相手に こいつで良かったのかもしれないな と言うを聞いて 小さなケージに入った何匹もの中から そのコを選んだときの なかなか掴まらなかった ペットショップの人の 泳ぐ手を思い出していた
ほんの握り潰せてしまえそうな 小さな生き物なのに その個性は今や 我が家に欠かせない 大切な一員となっている これがきっと他のコだったら 回し車を上手に使えて ケージにきちんと居られるコなら 放し飼いなどしていなかったはず
こいつでしかあり得なかったんだよ 人間もそういう出会いがあるように
そんなコトを言いながら ふと 人間なら尚更 ケージに納まり切らないのは 当たり前だよなー なんて 改めて思うのだった
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