一見すると よくないことのようで ただオタオタするばかりで 手を拱いている自分 が嫌だった
けれども そのお陰で もっと大変な 難を逃れたことが判り クロスしなかった ふたつの時系列に 後からホッと 胸を撫で下ろした
いやまったく 最初からそれが判っていたら もっと気楽に どんと構えていられたのに もがいた自分が 哀しいやら可笑しいやら
きっと 似たようなことは 人生で山ほどあって 自分の想像する断崖とは 別のところにそれはあって 気づかないうちに 回避していたりするのかも
だからって ワケもなく楽観はできないから ただ目の前のことに 格闘するしかないのだけれど ややこしい形で訪れた その小さな幸運に ふっと力が抜けたのだった
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