ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2008年07月19日(土) 既にそこにあるもの

この連休に
とあるメーカーの
オリジナルの服を見に行く
という企画を以前からしていて
なのに
休みが取れそうにないので
半日だけ時間をもらって出かけた

んで
その服は
かなり熱心なファンを持つ
素材からこだわって作っている
というもので
それなり素敵ではあったのだけど
実物を手に取った感じは
意外にも薄い印象で
そのことに戸惑った

服は素材でほとんど決まる
ので
こういう布があったら

考え企画し
手間暇掛けて
素材を作り
服に仕立てる
というのは理想だと思う

それらは
自然素材の木綿や麻
ガーゼのように柔らかかったり
ざっくりと織り感があったり
どれも
手触り感たっぷりの
肌に心地よいものばかり

なのにわたしは
自分でも驚くほど
あっけなく飽きてしまった
そして
築200年という家の
さっぱりとした廊下の木肌や
黒々とした梁や
そこを吹き抜ける風を味わった

それらだって
もともとは
新しく作られたものだけれど
今は
最初からそこにあったみたいに
存在していた
もうこの現代では
絶対に作れない材によるものだった

そのスペースの持つ
膨らみや豊かさは
逆に
今新しく作られたものの
薄さや貧弱さを強調してしまって
単純なわたしは
より深いものの方へ
引き寄せられた

だから
だからこそのリメイクなのだ

あらためて思った
それはずっと自分のなかにあったのに
考えうる一番の今の服を
スケールとしてあてたら
どう感じるのか
確認したかっただけなのかもしれない

ばたばたと
忙しい移動になってしまう
そう危惧したのがうそのように
ゆったりと癒されて
貴重な時間を過ごせたのだった


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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