久しぶりに丸一日 自由な時間を使えるとあって ちゃんとしたオフにしようと 野草を採りに出かけた
どうせ暇だし というムスコも一緒に 毎年春に歩くコースをひと通り 最後は一部工事中で荒れている 丸山川にまで出た
斜面は重機で 掘り返されてしまっていたが それでも手付かずの場所には もう土筆が沢山出ていて いつも時期が遅くて 探しきれなかったふきのとうも 綺麗な薄い黄緑色で あっちにもこっちにも見つかった
おまけに からし菜は新しい葉を茂らせて どこを採っても柔らかく美味しそう いつものオマケの楽しみの 大根も一本掘り出し 自生の水仙の花と リスのために菜の花などを摘んだ
陽射しは汗ばむほど暖かく 大地はすっかりほかほかになって 遠くの山々も 薄く明るい色に霞んでいた 長い冬のあと ようやく訪れた春はきっと 駆け足で過ぎてしまうだろう
お裾分けしてもらった シーズン最後の大きな牡蠣と ふきのとうを食卓に並べ 今をたっぷりと味わう 玄関には 水仙の芳香が漂って 思わず深く息を吸い込みたくなる
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