この地にきて もうすぐ丸7年が過ぎるのに 同じ場所を行き来するばかりで 相変わらず小さな地名を聞いても それがどこなのか定かでない
いつも通り過ぎるだけだった道に 一箇所通う場所ができただけで 見慣れた風景が変わる 窓から見下ろす 向かい側の建物も 狭い小さな道も 新鮮な表情を見せてくれる
そういう拠点を中心に 新しい人々に出会う お客様もスタッフも みんなこの地で 様々な人生と想いを抱えて 暮らしている人たちばかり
当たり前のことなのに これまでは 少し異質な出会い方をしていて わたしの日常とは 結びつかない部分が多かった それはそれで心地よかったはず
なのに 家から歩いても数分の所に 毎日数時間いるだけで これまであった 何か説明のつかない怯えが 少しずつ解されて行くようなのだ
人は7年ごとに生まれ変わる シュタイナーの言うそれは 人生だけでなく 住まう場所にも 当てはまることなのかもしれない
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