次の一歩には いろいろ迷いがあり ずいぶんと遅くなってしまったが ようやくまた踏み出した
午後の陽射しを待って 久しぶりに画像を撮った それまで 長い時間を 自分と一体のように 過ごしていた服が 初めて対象として離れる
パソコンに取り込んだ画像を見るとき より客観的な視野が生まれ それで得た印象が 最後の仕上げのように 自分の中に流れてくる
おぼろげに理想にあった 壁に掛かった いちまいのふくの画 生地やかたちや縫い方の どれをどうしたら近づけるのか まるで判らないほど不確かだった
周囲の空気のなかで しんと存在し 地球の引力で下がる 自然でゆるやかなシルエット ぼんやりしたイメージにはきっと それを作る為に考え得るあらゆることが セオリーのようにある訳ではない
けれども総てが必要なのだと 少しだけ判った気がする
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