ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2007年02月05日(月) 田舎の孤立

今日は
車椅子にてMRIを撮りに行った後は
一刻も早く横になりたい風だったのに
少し休んだら復活して
くるくると車輪を自分で操りながら
広いフロアを探索していた

病室は女性部屋で
下のコの他はかなり高齢の方3人
入院の間
なんだか事情通になっていて
ひとりのおばあちゃんのことを
誰もお見舞いに来ないんだよ
とひそひそ言う

それはわたしも知っていた
昨日は淋しいと看護婦さんに訴え
きっと駅まで遠いし
電車に乗っても
豊岡の駅からはまた遠いから
なんて慰められていた
察するに
家にはやはり高齢のご主人が
独りでいるのだろう

移転した病院は
駅から遥かに遠い山の上にある
近代的な建物に設備と広い駐車場
車がなくては生活できないと言われる田舎だが
そういう人たちだって
いつか運転が無理な年齢がやってくる
歳を取ると少しの距離を歩くことが
一大事だったりするのだ

住み慣れた場所がいちばんかもしれないが
歳を取れば取るほど
便利な場所に住むべきと思う
都会の孤独というのも確かにあるが
それよりも遥かに
田舎の孤立の方が耐え難い
そこに雪でも積もったらさらに淋しい

そういうわたしも今日は
バス停まで歩く気力なく
思い切って自転車で出かけた
行きの坂道はきついが帰りはラクラク
けれどそんなことを想定していないみたいに
街灯があまりに少なく
ブレーキを掛けながらでなかったら
危うく歩いている人とぶつかるところだった

独りで淋しく歳をとる前に
都会へ越すべきかも
なんだかしみじみ
そんなことを考えるこの頃


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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