ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2007年01月29日(月) ミシン縫いの着物

着物フリマで買うときに
木綿ですかと聞いたら
何か混じっていると言われた
500円の着物
単でヘリンボーンみたいな
ちょっと着物っぽくない生地だった

解いているうちに
麻が混じっているのが判ったのが
ちょっとラッキーの気分だったが
これがかつて解いた中でも
いちばんの難物で
ともかく縫い目に
リッパーの先が入りやしない

要所はミシン縫いで
しかもその針目がミリもない位細かくて
ふっくらした生地の中に
すっかり埋もれている
厚物じゃあるまいし
ここまでする必要がどこにあるのか
だいいち洗い張りができないじゃないか
格闘するうちに腹が立ってくる

苦労して少しずつ丁寧に解いたのに
縫い目がきつすぎて
その痕がくっきり残ってしまい
折角使おうと思っていた耳端までを
幅一杯に使うのは到底無理と判断
なので
とうとう自分的にご法度だった
布を引っ張りばりばりと裂く方法に切り替えた

けれどそれでも
短く切れた糸はすんなりとは抜けず
裏糸を細かく切りつつ
力を入れてひっぱるを繰り返し
すっかり肩が凝り凝り終わる気配がない
まるでリメイクを
拒否しているようにも思えてくる

いつも着物を解くときは
縫い手の個性なんかが分かって
それはそれでしみじみ嬉しいもの
ミシン縫いはそれだけで
ちょっとがっかりなんだけど
これって一体
誰がどんな考えで縫ったんだか

いくら機械を使っても
ふっくらした生地を壊さないというのが
最低限の愛情だろうと思う
なんかもうあんまり悔しいので
耳端の細い幅を
甘さを抑えたフリルなんかに使いたい
待ってろよの気分が
ふつふつと煮えたぎる

ああ
やっぱり
怒りがわたしのエネルギーなのか


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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