一昨年の放鳥 誰も当日がどうなるかなんて 予想できなかったあの日から一年 今年もその日がやってきた 同じ場所で行われると思っていた人もいて 連休の二日間 コウノピアにも沢山の人が訪れた
コウノトリグッズなんて ほとんどの人が手にとることもなく 売上げがゼロの日もあった頃 むしろあの頃の方が 売り場をどんな風に盛り立てて行こうか 今よりずうっと努力していたし 細部に手を掛けることができた
努力さえすれば いつか必ず実を結ぶときが来る そんな風に確信を持って進んできたわけではなく お客さんの来ない売り場に 居続けるためには それしかなかったのだとも言える
わたしの中では そうやってきたことと 今の賑わいを繋げることは出来ず ただ 降ってきた幸運のように思えて その幸運を どう受け止めていいのか 未だにフクザツな気分になるのだ
今の状態は 一種の流行のようなもので ただその波に翻弄されている 舵を取ろうなんてことは到底無理だけれど 流れの中にあってもいつも きっとどこかに結ばれているはずの 艫綱を手繰り寄せようとしている
この流れに入るための 決まった道筋はないに等しいから せめてその出発点を きちんと覚えておかなくてはと思う 何度でも ゼロから始めるときの よすがになるものを
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