忘年会は冷酒に始まり お酒や料理そのものは 美味しく頂いたのに 帰ってからどうも気分がモヤって そのまま寝ることができずに もう一度飲みなおした
真新しいその店は 店主ひとりで切り盛りする 串揚げがメインの店だった 確かにネタは新鮮だったし 自信を持って提供するものを 一番美味しい状態で 食べて欲しいのも理解できる
けれど タイミングを見て揚げていると語る割には しばらく皿が空いていても そのままの状態が続くし 2本一度に持って来ては 熱いうちに食べろといい お互いのをあげっこしようとすると 同じ物が出るからと止められる
なんかもう せっかくリラックスしに行ったのに 店主の視線が気になって 肩が凝って仕方がない 最初のオーダーの時もお酒を頼んだときも こだわりの片鱗に嫌な予感がしたのだが 結局それは裏切られることはなく おしゃべりも続いていた10時に 突然代行を呼びましょうかと言われ 追い出されるように店を出たのだった
たぶん いろいろと陳列されていた 初めて見るお酒は見本に過ぎなく 大人しく指示されるままに串揚げを食べ さらりと帰っていくような客を あの店は望んでいたのだろうと 無理やり自分を納得させた
けれどなんだか その印象は 妙に自信たっぷりだった あの髪の毛入りイタリアンの 若い店主と妙にだぶって お客を小さくさせるような 独特の雰囲気があった
所詮井の中の蛙と言い切ってしまおう タイミングを見るなら 客にそれと気付かれないように あくまで黒子に徹して欲しい どんなに美味しいものが作れても それを生かすも殺すも コミュニケーションの取り方次第だと思う
適度にそっとしておいてくれて ワンランク上の家庭的な料理が食べられて 地元の美味しいお酒が飲める 望むのはそれだけのことなのに なかなか相応しいお店って見つからない こうなったら新年会で リベンジと行こうか
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