愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
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二十歳の秋に戻って、5話の続き。10月。金曜の夜。 「あ、おかえりー。結人、あんた明後日の日曜、バイト休みって言ってなかった?」 夜、バイトから帰った若菜に、風呂上がりの母が声をかける。 「休みだったけど、夕方までコンビニ。居酒屋はなし」 「五時まで?」 「そう」 「私、明後日、日曜なんだけど出張で、帰りが八時くらいになりそうなの。夕飯お願いしていい?」 若菜家は共働きですよ。夕飯お願いしていいか、というのは、若菜に作ってほしいってこと。昔からよく母に手伝わされてたので、料理はそれなりにできる。 「あー、うん、いいよ」 外食でもいいじゃん、って思うけど、家族多いから高くつく。弟いっぱい食べるし。帰宅した母が何か食べるものあった方がいいし、作った方がいいな、と思い直す。 「最近、揚げ物とか、ハンバーグとかオムライスとか、洋食ばっかだから、和食にしてよ。筑前煮とか。あと、煮魚とかもたまには食べたいよ」 リビングでテレビを見ながら、姉が言った。若菜母は、あんまり料理するのが好きじゃなく、レパートリーが少ない。姉は全く料理しないし、手伝わない。不器用だから無理、と言い張ってる。 「あんたは全然しないくせに、注文ばかりして。料理できなくて大丈夫なの? 結婚してからどうするの」 「けんちゃん、料理できるもん。共働きだし、そんなに家事頑張らなくていいもん。適当にやるよ。クックパッドあるし大丈夫」 「今井さんが気の毒だわ…」 「姉ちゃん、料理できるって嘘ついてるわけじゃないんだろ。けんちゃんがいいならいいんじゃね、別に」 「その通りだよ、結人」 「けんちゃんって、一体、姉ちゃんのどこがいいんだろうな。純粋に不思議だ」 「全部だよ。ダメなとこも含めて、私の全部がいいんだよ」 「はいはい。さっさと風呂入って寝よ」 「あ、そういや、あんたは、最近彼女とはどうなのよ」 「別れた」 「えっ」 「えー、結人、みーこちゃんと別れちゃったの? 高校から仲良かったのにねえ。残念だね」 姉は驚いて一瞬言葉を失うが、母はあくびを一つした後、適当に言ってる。 「なんで別れたの?」 姉の問いに、 「別れたっていうか、ふられた。将来性がないから」 妊娠がどうとか結婚がどうとかの件は、面倒なので省いといた。 「あらら」 相変わらず母はのんきな口調だが、姉は、若菜の答えに憤りを感じた様子だ。 「将来性がないって、あの子に言われたの? あの子だって、あんたと一緒で目的もなくフリーターでしょ。自分のこと棚に上げてその言い方はないよ。あんた、なめられてんね」 「なめてるとか、そういうことじゃなくて、俺との未来が見えなかったんだろ。俺も見えなかった。見ようともしてなかったと思う。だから、まあ、俺が悪いよ」 そのとき思い浮かんだ通りを口にしただけなのだが、その言葉は、意外と深刻に響いた。場が一瞬だけ静まる。 「どっちが悪いとかは、ないよ」 沈黙を破るように、きっぱりと姉が言う。 「そうよ、結人、またすぐに彼女できるよ」 母は、空気を読まない発言です。 「うん。そーだな。というわけで、風呂入ってくるから」 ささっとシャワーで済ませたい日と、ゆっくり湯船に浸かって長風呂したい日がある。今日は、ささっとしたいのに、ゆっくりしたい、っていう、矛盾した気分だ。 (未来が見えない…。しかし、明日は見えるぞ。9時5時コンビニ、6時10時居酒屋。学生のときは、金曜の夜って、浮かれてた。今は憂鬱だ。明後日の日曜はたまたま休みだったけど、といっても結局コンビニ入ったけど、土日祝は基本シフト入ってるもんな。浮かれた人々の相手だぜー。まあ、明日が見えてるだけでもマシか。明日どころか、来週も見えてるぞ。ガッツリ入っております。最近、ちょっとしんどい。でも、しんどいのは、俺だけじゃない。みんな同じだ) 風呂から出ると、母が、 「じゃあ、私、寝るから。おやすみ。元気出しなさいよ。あっ、あんた、ちょっと痩せたんじゃない? お昼ちゃんと食べてんの? 夜も、適当に食べるからいらないって言うし」 「食べてるよ」 「でも、コンビニのパンとかおむすびでしょ。お弁当作って持ってったらいいのに」 「めんどくさいからいいや。おやすみー」 「うん、おやすみ」 母は、夫婦の寝室へ。父はもう寝ている。弟も寝てるよ。姉は、まだリビングでテレビを見てた。 「結人、ちょっと」 姉は、テレビを消して振り向き、手招きをする。 「何? ていうか、テレビ見ていい?」 ソファに腰掛けている姉からリモコンを受け取り、ダイニングチェアに座る。テーブルの上に置いてある新聞のテレビ欄を眺めるが、大して気になる番組もない。それでも、とりあえず、テレビを点けた。 「お母さんから聞いてるかもしれないけど、私とけんちゃん、式は挙げないから。クリスマス・イブに入籍して、年末に引っ越す。来月の下旬に、けんちゃんの家族と顔合わせするから、結人も参加してね。土日祝のどこかで、両家で昼に食事会する予定だけど、場所は、駅から近いホテルになると思う。具体的な日にちとか決まったら言うから、昼間は予定空けといて」 引っ越すのは、実家から車で30分程の場所。電車やバスでも行ける。けんちゃんの会社の社宅です。姉はそこから通勤することになる。今より遠くはなるが、充分に通える範囲だ。姉は、共働きなんだから、と言ったが、けんちゃんは転勤があるので、そうなったら、今の会社を辞めることになるだろう。以前(けんちゃんと付き合う前?)は、ハワイで挙式したいとか、披露宴は派手にしたいとか言ってたし、社宅なんて絶対嫌とか、転勤族なんてありえない、地元を離れたくないとか言ってたのに。 「分かった。ていうか、まじで結婚すんだな」 「そうだよ。あんた、顔合わせの席で、『フリーターです』って言うの」 冷やかす口調ではなかった。見下すわけでもなく、淡々としていた。 「何だよ、『公務員です』って嘘つくわけにもいかねーだろ。『ニートです』よかマシだろ。フリーターが気に入らんなら、『非正規社員です』て言おうか」 「安心して。けんちゃんって、別にいいとこの坊っちゃんじゃないから。普通の家の人。お父さんもお母さんも穏やかな感じだから、たとえニートって言ったって、心配はしても、馬鹿にしたりはないから」 「ニートじゃねーわ」 「あんたって、コンビニと居酒屋の仕事が好きなの? おっちゃんから、社員になれば、って言われてるんでしょ? いずれは店長になってほしいって。結人、絶対無理、って答えたんだって?」 「だって、無理だろ。地獄じゃん。バイトならいいけどさ」 「他にやりたいこととかないの?」 「ないね」 「あんたが好き好んで今の生活ならいいけどさ、そうじゃないなら、心配だよ。あんた、ほんと痩せたよ。いつも疲れてるよ。昔と全然違うよ」 実際、痩せた。たまの外食時には結構食べるけど、普段は適当。 「分かった」 「分かった、って、何よ」 「姉ちゃんが心配してくれてるのは、分かった。ありがと。考えてみるわ。将来について。姉ちゃん、幸せにな。おやすみ」 「適当に流すし!」 「流してないないー」 翌朝。休日でも、みんなまあまあ早起き。姉はけんちゃんと予定があるし、弟はスイミング。若菜はバイトがなければ寝てるけど、今日はバイトがあるから起きてる。明日は、父は日曜だが出勤で、弟は、午前中スイミングで、その後は友達と約束があるらしく、姉は、けんちゃんの実家に行くらしい。明日何が食べたいか、姉の意見は聞いたが、弟にも聞いてみる。 「俺は、コロッケが食べたい」 圭人は、即答。 「揚げ物じゃん」 揚げ物はもういいよ、と姉は不満げ。 「コロッケって、工程がめんどくさいから、もう長いこと作ってないなあ。結人、作るなら、多めに作って冷凍しといてよ」 姉、弟、母、それぞれの言い分を聞いて、若菜は、うーん、と唸る。 「…昨日、姉ちゃんは何て言ってたっけ。筑前煮、煮魚、」 「汁物は何するんだ? 豚汁は?」 と口を挟んだのは父。 「あと、酢の物くらいあればいいんじゃない?」 と言ったのは姉で、 「酢の物よりは、サラダがいいよ。コロッケには、サラダだよ」 と、弟。みんな好き勝手言うので、 「めんどくさくなってきたから、カレーでいい?」 と、提案してみるが、 「ないわ、それは」 「カレーでもいいよ。カレーとコロッケでいいよ」 「圭人、そんなにコロッケ好きだったか?」 「結人、カレーはやめてよ。明後日カレーにしようと思ってるんだから」 「分かった分かった。結局、何だ。筑前煮と煮魚とコロッケと豚汁と酢の物とサラダか。まじか。買い物メモしとかないと…」 「あ、買い物は、今日私がしとくから、メモちょうだい」 急に申し訳なさそうになって、母が言った。今日のうちに作っておいて明日に備える、という手もあるんだけど、若菜が器用に料理をこなすので、頼る気満々です。 「あ、うん、助かる」 「コロッケいっぱい作ってね。冷凍するから」 「はいはい」 そんな会話をしながら、朝の準備を終え、若菜と弟が家を出る時間になる。 「姉ちゃん、手伝わないのはいいけど、帰りになんかデザート買って来いよ」 「あ、デザートは父さんが買ってくるぞ」 「じゃ、姉ちゃんは洗い物だな」 「私、不器用だから皿割るもん。洗い物は圭ちゃんがするよ」 「うん、俺、する」 「じゃあ、姉ちゃんは何すんの」 「味見? あと、取り分けたり」 (こいつ…) で、コンビニでバイトです。今日のシフトは、午前中は二人で、昼から三人。午前から一緒に入るのは、数ヶ月前に入った女子高生です。日曜は、近くで何かイベントがあったり、月曜が祝日で休みだったりしなければ、客が少なめ。なので、雑談しやすい。でも、客が少なくてもやることあるし、少ないときにしかできないこともあるので、若菜はのんびり雑談したくはないんだけど、話を振られると、適当にはあしらえない。バイトの女子高生は、気安く話しかけてくる。 「若菜さんの彼女も、ここでバイトしてたんですよね。あ、オーナーから聞きました」 「あー、うん、そうそう。すぐ辞めたけど」 (おいおい、オーナー、個人情報を…) 「今も付き合ってるんですよね」 (え、何、この感じ。何でそんなこと聞くの。いや、ていうか、雑談する暇あるなら、品出ししてほしいっていうか) 「うん、そう」 別れたけどね。いちいちほんとのこと言うのも。 「そうなんですねー」 「あの、品出ししてもらっていい?」 「あ、はい」 そんな感じで、いつもよりのんびりだけど、なんかやりづらい雰囲気で午前中は終わり、昼からは専門学校生のNが加わる。午後になって結構忙しくなり、時間が過ぎるのが早く、もうすぐ5時だ。若菜が、ゴミ箱をチェックするため外に出ようとすると、 「あ、いい。俺が行くから」 Nが何でもない調子で言った。いい人なんです。急に休んだり遅れてきたりするけど。 「おー、ありがとー」 夕勤のバイトが来て、おつかれー、と挨拶し合う。5時になった。女子高生のバイトは、ホットの飲み物を補充している。指示されたわけではなく、「かなり減ってるので、補充してきていいですか?」と自分から言ったのだ。偉いなー、と若菜は思う。 「時間だから、もう上がってよ。俺も上がるし」 「中途半端なんで、これが終わってから上がります」 「いいよ。夕勤がやるから。俺が言っとく。ありがとう」 「はい」 女子高生は、頬を少し赤らめた。ありがとう、と言われたのが嬉しかったのだ。 (可愛いな。可愛いけど、だからといって) 店を出ると、真田が店の前にいた。 「おつかれ、結人」 「お、一馬」 若菜は、すぐ後ろにいたバイトの女子高生に手を上げ、「じゃ、おつかれ」と言う。真田は、ちらりとその子を見て、軽く会釈をした。彼女も慌てて頭を下げ、早足で去っていった。若菜と真田は、店の外で立ち話。 「一馬、髪切ったんだ。さっぱりしたな」 「うん、今日切ってきた。結人、居酒屋のバイトもある?」 「あるある。6時からな。しんどー」 「忙しいな」 「こんなもんよ。何、お前、暇持て余してんの。バイト始まるまでなら付き合うけど。どっか行く? カフェとか?」 「いいよ、無理しなくて。もうそんな時間ないじゃん。帰ってご飯食べてから行くんだろ」 「そんな腹減ってないけどな。まあいいや。じゃーまた今度な」 「うん…」 「何だよ、そんな寂しそうな顔してさー。持て余してんじゃん。ちょっと待ってて。パンか何か買ってきて、そこの公園で食うわ。それに付き合って。お前、ラテでいい?」 「えっ、いや、でも、」 真田が言い終わるのを待たず、店に戻って、パンとおむすびとコーヒーを買って戻ってくる。それで、二人で、すぐ近くの公園へ。 真田は、お礼を言ってラテを受け取りながら、何かに気付いた様子。 「あ、」 「何?」 「いや…。結人、髪伸びたな」 「そういや最近、切りに行ってないな。たまの休みも、なんかだらだらしちゃうし」 「だらだらしてんだ。休みの日に、デートしたりしないのか?」 「…デートかー」 (ていうか、別れたから。言えばいいのに。言うべき。バイト先で言わないのはいいとしても、幼馴染みには言うだろ、普通) 若菜の返事が微妙だったせいか、真田はすぐに話題を変える。 「圭人、元気? 来年、中学だよな」 「元気だよ。相変わらず。スイミング頑張ってる。選手コースで、週5週6で泳ぎまくり。すげーわ」 「そうなんだ。すごいな」 「圭人もたまに、一馬の話するよ。昔から懐いてたもんな。また今度遊びに来たら」 明日の夜来たらもれなく俺の手料理も食べられますよ。とか、心の中で誘ってみる。家族以外に披露できるほどのもんでもないし、圭人以外の家族もいるから気を遣うだろうし、と思うので、気軽に誘えないけど。 「うん」 「よし、じゃあ、そろそろ行くわ」 「結人、ありがと、付き合ってくれて。貴重な合間の時間なのに…」 「まあまあ、何をそんなに遠慮して。こんなん、別に。むしろ、気分転換になってよかったわ。はー、バイトがんばろ」 「頑張って」 「おー。変な客来ないよう祈っといて」 「祈っとく。連絡くれたら、捩じ伏せに行くけど、変な客」 素の感じで言うから、冗談なんだろうけど、本気に聞こえる。 「やめて、怖いから。本気で捩じ伏せそうで」 真田が微笑んだ。 (笑うと可愛い。可愛いて。どうなの、それ。でもまあ可愛いものは可愛いのだから仕方ない。ということで) 翌日、バイト終わってから速やかに帰宅。誰もいないので、家の中は静かだ。この後ちょっと休憩してそんなにお腹空いてないのにささっとご飯食べて次のバイトへ…、行かないでもいい! という幸せ。テレビでも見てゴロゴロしたいところだけど、そんな暇はない。手を洗って、早速、夕飯の支度に取りかかる。 (料理って、めんどくさいし、そんな楽しいもんでもないけど、苦ではないな。バイトしてるより全然いいし。そりゃそうか。これは手伝い。金にならない。バイトは仕事。時給もらう。はー、世知辛い…) 大体準備が整って、コロッケを次から次へと揚げてる途中で、まずは姉が帰ってきた。 「あー、いい匂いー。お腹空いたー。できたできた? 味見してあげるよ」 「手を洗って、着替えてこい」 「はーい。あ、私、お酒買ってきたよ。今夜は飲もう。結人の失恋を癒す会だよ」 「そんな会にせんでいい。あと、俺、酒弱いし、好きじゃないから。ほとんど飲まない」 「知ってる。私が飲みたいだけ」 姉が一足先にビールを飲みながら、モリモリ味見していると、父が帰ってくる。 「ただいまー。って、おい、真奈美、飲んでる!? 既に食べてるし!」 「味見だよ」 「こらこら待て待て。あ、ケーキ、ホールで買ってきたぞ。結人、彼女と別れたんだってな。食後に甘いもん食って元気だせ。チョコレートケーキだぞ。好きだろ?」 「姉ちゃん、早速ばらしたな」 「うん。みんな慰めモードだよ。結人ー、元気だせー。みーこよりいい女はいっぱいいるぞー。あはははは」 「真奈美、もう酔ってんのか?」 「ビール一本で酔わないよ。筑前煮が美味しくて機嫌がいいだけ。結人は、経済力のある女を掴まえて、主夫になるといいよ。料理できるし、顔は私に似て可愛いしね」 とかやってるうちに、弟も帰ってきた。 「ただいま! 腹減ったー。えっ、もう慰めパーティー始まってんの!? 俺を待ってくれないなんてひでー!」 「慰めパーティーて」 「兄ちゃん、今日は風呂で背中流そうか?」 「いらんいらん。いいから手を洗って来い」 まあそんな感じで、家族仲良く、若菜の手料理を、うまいうまいと食べます。途中で、母も帰宅し、団欒タイムは続く。 真田と今日会ったときに圭人の話題になった、って話したら、 「一馬も呼べばよかったのに」 と、圭人。 「いやいや、こんな感じ、居づらいだろ。家族でぐだぐたじゃん」 「幼馴染みだし、いいんじゃない? こっちも別に気ぃ遣わないしさー」 姉は完全に出来上がっている。 「こっちは遣わんでも、向こうが遣うわ」 「まあ、たまには、遊びに来てもらいなさいよ」 と母。 「一馬君、長いこと見てないなあ。中学生のイメージのままで止まってる」 と父。 「中学のときからだと、かなり背が高くなってるよね」 母の言葉に、姉が続けて、 「結人はあんまり伸びなかったよねー。圭ちゃんに抜かれる日も近いね」 「うるさいわ」 家族皆で、わーわー言って、食べて、飲んで、時間が過ぎ。そういや明日は月曜だけどみんな大丈夫か、って心配になってきた頃、 「えー、宴もたけなわではございますが、そろそろ閉会の時間が近付いてまいりました。それでは、皆様、お手を拝借、三本締め。若菜結人の〜前途を祝して〜」 酔った姉が立ち上がり、若菜と母は呆れる。父は、いいぞ! とはやしたて、弟は不思議顔。 (姉ちゃん、おっさんかよ…) 「何これ?」 首を傾げる弟に、 「適当に合わして手ぇ叩いとけ」 と伝える。 「よ〜〜お!」 姉が景気よく発声して、みんなで手を打ち、お開きです。片付けが大変だね。
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