愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
DiaryINDEXpastwill


2013年12月29日(日) こんなかくさなで終わりにしようと考えていた

 以前、サイトを閉鎖するときにはこれを書いて終わりにしよう、と思っていたSSがあり、それは郭真なんですが、結局書けず終いでした。レンタルサーバーに入金し忘れて、いきなりサイトが消えるという最悪の終わり方だったな…。ちなみに、どんなSSだったかというと、タイトルは「ドラマティックな血の海で」。真田が風邪をこじらせて寝込み、郭が旅に出て、若菜が真田に頼まれて郭を探しにいく、という話でした。郭が向かった先は、若菜の祖父母が住んでる村だったんだけど、その村には、願いを叶えてくれる海の神様がいるという伝説があった。その海の神様に会うために、郭は村に行ったのだ。郭は海辺でじっと佇んでいた。その姿を見つけた若菜は、なかなか声を掛けられなかった。夕暮れ時、空も海も赤く染まっている。「何してんだよ」やっと呼びかけることができた。ゆっくりと振り返った郭の顔は、思いがけないほど穏やかで、若菜は力が抜けそうになる。海の神様なんているわけない、いたとしたって会えるわけない、と、若菜はなんとか郭を説得して連れ戻そうとする。そしたら郭は、「そうだろうね」と。若菜は拍子抜けして、でも一安心。郭はあっさり若菜と一緒に帰ることに。「お前、一体何しに来たんだよ」と呆れる若菜に、「観光だよ」と郭はうそぶく。実は、真田が風邪を引く前に、郭と真田の間にはちょっとしたいさかいがあり、その後すぐに真田が体調を崩したものだから、郭は罪悪感というか気まずい気持ちになってるんじゃないかと、真田は勝手に思い込んでる。いきなり旅立ったのもそのせいだし、郭が海の神様に叶えてほしい願いとは、真田が元気になりますように、だと真田は思ってる。でも実際のところは分からない。郭が戻って、真田のお見舞いに行くと、「英士のおかげで、よくなってきたよ」真田は無理に微笑む。そしたら郭は真田の手に自分の手を重ね、
「一馬に見せたかったよ」
 真田はややたじろぎ、
「何を? 海の神様?」
「海の神様の海を」
「…そんなの、見たくない」
「そう?」
「側に居てくれたらそれでいい」
「そう」
 真田は心からそう願っているのに、郭にはそれが分からない。郭は郭で死ぬほど真田を好きなんだけど、郭の表現では真田には伝わらず。お互い好きなのに噛み合ってない、というそういう話だったんです。多分。もう書けないからメモだけ残しといた。あ、伝説では、海の神様に願いを叶えてもらう代償として差し出すのは命、ということになっております。


DiaryINDEXpastwill
もぐ |MAILHomePage