Shigehisa Hashimoto の偏見日記
塵も積もれば・・・かな?それまでこれから


2001年07月08日(日) 頑張れドラマのTBS

昨日も書いたのだが「恋がしたい×3」の不満点を。

不満その1 タイトル

これは実際作品そのものには影響ないかもしれない。が、やはり目を向けない訳にもいかない。
だって 恋がしたい 恋がしたい 恋がしたい でっせ、だんな。
恥ずかしくないかい?一回だけでも赤面するのに三回も重複。く〜書いているだけでも恥ずかしい。タイトルは家に例えれば玄関のようなもの。客が招かれたとしたらいくら中がしっかりしていても入り口がひどく散らかっていたり、殺風景だったらげんなりするでしょ? スタッフが魅力的な題名にしようと一生懸命なのは解るけど今回の場合はかえって逆効果。奇をてらいすぎ。もうちょっとシンプルでも良かったのでは。

不満その2 ミスキャスト&ミスライト

主演の俳優陣は素晴らしいと思う。渡部の「どこにでもいそうな」感は無類のものがある。菅野もこのドラマにおける狂言廻しのような役をさらりと演じている。
水野はその特徴である透明感のある演技をいかんなくはっきしている。
問題は助演。
所ジョージは明らかにミスキャスト。演技が様になっていない。先述したように主演の面々が実力ある人ばかりがために余計に演技のまずさが目に付く。この人はバラエティーでこそ力を発揮する人であろう。
次に及川。実は私がこのドラマにもうひとつ感情移入できない原因は彼にある。
確かに彼は胡散臭い役をやらせると実力以上の能力をはっきできることは「おやじぃ」で証明された。だが今回はあまりに胡散臭すぎて浮いてしまっている。何故彼が起用されるのかが疑問なのである。
岡江は別に演技が下手な訳ではないが私のなかでは朝の番組のイメージが定着してしまっていてこれまた見る気をそがれる。中田喜子あたりのほうがよかったかもしれない。

そしてこのドラマのもうひとつのアキレス腱がある。水野の役柄である。
水野はおそらくはじめてであろう影のある役を演じているがこれが水野のイメージに今ひとつあっていない。前にも書いたが水野の魅力はそのみずみずしい透明感なのである。その特徴は確かにこのドラマでも発揮されているが問題なのはそれが水野にとっての適役か、ということなのである。水野美紀という女優の魅力をを100%引き出す事を考えた場合、この役はそぐわないい感じがするのである。つまりミスキャストというよりミスライトの問題なのである。

以上あらを探せばいくらでもあるのだけれど、私はあえて最後まで見ようと思う。だって他のドラマで目ぼしいのがないんだもん。せめて東芝日曜劇場に頑張ってもらはないと。

これからの展開に期待したいといったところか。


橋本繁久

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