萩尾望都の超名作コミック。あんな文学的な漫画作品を他に知らない。と思う。 その小説を今日、読んだ。 もともと、今日一日かけてじっくり読むつもりだったのだ。 体調も気持ち的にもなんだか不調だし、違う世界に感情移入してしまいたかった。
原作がすばらしく良いのは知っていたけれど。 小説も、ものすごくよかった。
静謐な…としか言いようがない、雪景色の中に立っているみたいな、空気がきれいに澄んでいて冷たくて、周り中が真っ白で、高い所に見える空は青い… なぜだか読んでいる間中、そんな感じがしていた。
そして、静かに、美しく的確な描写の数々が、水滴が一滴一滴落ちるみたいに私の心を満たして、潤わせた。
大げさなんじゃなくって、それほど、渇いたところにごくごくおいしい水を飲むような感じだったのだ。
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