よしもとばななの、「バブーシュカ」を初めて読んだ。 前に読んだことあると思って読みはじめたら、まったく読んでいなかったので驚いた。
風邪で、主人公の女の子は声が出なくて、雪が降ってきて静かで、お母さんをなくした恋人を、沈黙が逆にやさしくなぐさめる。そういう話。
ああ、と思う。 ほんとうにつらい時、言葉は何の役にも立たないどころか、どんなやさしい言葉でも、逆に傷つける刃になったりする時がある。
そんなこと知ってたのに、私はこの主人公と同じで、自分の気持ちを押しつけるばかりだったか? やさしくしようとか思ってたのに、単にうるさいだけだった?
伝わればいいのになあって いつも思ってるよ それはほんとに本当のこと
それが私の大きなかんちがいでもなんでも 痛くてもなんでも 何か少しでもできることないかなって そんなふうに思ってる。
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