| 2006年10月01日(日) |
西の魔女が死んだ(本by梨木香歩) |
これを書いているのは10月9日の話。 私は一年の中で秋がいちばん好きだ。 すずしい空気感や、その内に含まれる何か切なくてさびしい感じ、 淡くなって行きつつある光の色。高い空、風の匂いとか。 なつかしくてちょっと悲しくてほっとする。 10月の夕暮れ時って、そんな感じがする。いつも。
そんな中、最近知り合った会社の人(名古屋の人で女の子)からのオススメ もあり、『西の魔女が死んだ』を読んだ。 部屋の開け放した窓から気持ちのいい風が入ってきて、読んでいる内に その風と、梨木香歩のきれいでわかりやすい文章が、するっと身体の中に、 心の中に入ってくる。そんな感じだった。
子供のときの、13歳とか、まだ大人でもない、でも子供でもなくなり かけているときの、大好きなおばあちゃんとの大切な一ヶ月。
何か、自分の方向性がまちがっているのかもしれないと、不安に思う夜が 今でもある。 子供ではなくなって、長い時間がたって、それでも。 人とちがうから? 変わっているとか言われるから?? でもそれでもいいんだと言ってもらってるような気持ち、そんな気持ちを 何度でも、色んなものから、色んな人から、受け取ることができる。 そうやって、前に進む。
この本を、もっと早くに読めばよかった。 もうずっと前から本屋で見かける度に気になってたのに。 でも、今読んだから、そういう風に思えたのかもしれないし。 それに出会うときが最高のタイミング? そんなことも、思った。
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